- ゲーミングPCを使ってると熱くなるんだけど大丈夫かな・・・
- PCでどんな熱対策ができるか知りたい!
こんなお悩みにお答えします。
ゲーミングPCは高性能な電子機器のため、使用中に多くの熱を発生させます。
そのまま放置すると、性能の低下や故障の原因にもなりかねません。
本記事では、ゲーミングPCが熱くなる理由と、効果的な熱対策について詳しく解説します!
ゲーミングPCが熱くなる理由
ゲーミングPCが熱くなる主な原因は、ホコリの蓄積や設置環境の影響でPC内部に熱がこもることです。
この記事では、ゲーミングPCが熱くなる理由について詳しく解説します。
ホコリが溜まり熱がこもる
ゲーミングPCの吸気口や排気口にホコリが溜まると、冷却性能が大きく低下します。
ホコリが吸気口を塞ぐと外気を取り込めなくなり、排気口が詰まると内部の熱が外に逃げられなくなります。
その結果、PC内部に熱がこもり、冷却ファンがフル稼働しても十分に冷やせなくなることがあります。
特に、長期間メンテナンスをしていないPCや、ホコリの多い環境で使用している場合は注意が必要です。
定期的な清掃を行うことで、冷却性能を保ち、PCの寿命を延ばすことができます。
設置環境が原因で熱がこもる
ゲーミングPCの設置環境が悪いと、冷却性能が低下し、熱がこもりやすくなります。
例えば、壁にPCをピッタリと設置している場合、吸気口や排気口が塞がれてしまい、空気が十分に循環しなくなります。
その結果、内部の熱が排出されず、PCの温度が上昇してしまうのです。
特に排気口付近に障害物があると、熱が滞留してしまい、冷却ファンが効率的に動作できなくなります。
このような環境では、PCのパフォーマンスや耐久性にも悪影響を及ぼす可能性があります。
室温が高い
ゲーミングPCは吸気口から空気を取り入れ、排気口から熱を外へ放出することで冷却を行っています。
しかし、室温が高い場合、取り込む空気自体が暖かいため、PC内部の熱を十分に放出できなくなります。
その結果、冷却性能が低下し、PC全体が高温状態になりやすくなります。
特に夏場や暖房を使用している部屋では、この問題が顕著になります。
冷却システムが頑張っても、熱い空気では効率が悪くなり、PCのパフォーマンスや寿命にも影響を与える可能性があります。
ゲーミングPCに熱対策が必要な理由
ゲーミングPCは高性能なパーツを搭載しているため、使用中に多くの熱を発生させます。
この熱を放置すると、PCの動作に悪影響を及ぼすだけでなく、寿命を縮める原因にもなります。
この記事では、ゲーミングPCに熱対策が必要な理由について詳しく解説します。
パフォーマンスが低下する
ゲーミングPCに熱対策をしないと、熱暴走が起こり、PCの動作が不安定になります。
これらの問題は、ゲームや作業のパフォーマンスに大きな支障をきたします。
また、PCの内部パーツには「サーマルスロットリング」という機能が搭載されています。これは、高温時に一時的に性能を抑えて温度を下げる機能ですが、これが発動すると、処理速度が遅くなるため、パフォーマンスが著しく低下します。
どんな方法であれ、PCが高温状態になるとその時点でパフォーマンスの低下が避けられなくなります。
故障や寿命の短縮につながる
ゲーミングPCは高性能なパーツを多く搭載しており、熱を発生しやすいです。
長時間高温状態が続くと、内部パーツが劣化し、故障の原因になってしまいます。
特にCPUやGPU、ストレージなどの重要な部品は熱に弱く、高温の状態が続くとPCの寿命が大幅に縮んでしまいます。
ゲーミングPCは高価なものが多いため、故障してしまうと非常にもったいないですよね。
故障を防ぎ、PCの寿命を延ばすためには、しっかりとした熱対策が必要です。
定期的なメンテナンスや冷却システムの適切な対策を行うことで、ゲーミングPCの寿命を延ばし、故障のリスクを減らすことができます。
ゲーミングPCの熱対策6選
ゲーミングPCが熱を持つと、パフォーマンスの低下や故障の原因になることがあります。そのため、適切な熱対策を講じることが重要です。
ここでは、熱を下げるのに効果的な対策を6つご紹介します。PCの快適な動作を保ち、長く使い続けるためのポイントを押さえましょう。
PCの置き場所を変える
ゲーミングPCを壁にピッタリと置いている場合、少し距離を空けて設置することをおすすめします。
吸気口や排気口を塞がないように気を付け、空気の流れを確保しましょう。
これにより、PC内部の熱が効率的に排出され、冷却性能が向上します。
また、エアコンの風が当たる場所に置くのも効果的です。
冷たい空気を取り入れることで、内部温度を下げやすくなり、長時間の使用でも安定した動作が期待できます。
PCを置く際には、周りに物を置きすぎない場所に設置することが重要です。
空気の流れを良くするために、PCの周りにスペースを確保しましょう。
物を多く置くと通気が悪くなり、PC内部の温度が上がりやすくなります。
周囲をできるだけ空けて設置することで、熱のこもりを防ぎ、冷却効果を高めることができます。
エアコンで室温を下げる
室温を下げると、冷たい空気がPCに取り込まれ、内部の温度が下がりやすくなります。
特に夏場は部屋が暑くなるため、エアコンを使って室温を適切に保つことが必須です。
涼しい空気を取り入れることで、ゲーミングPCの冷却効率が向上し、熱暴走を防ぐことができます。
また、冬場は暖房の影響で室温が高くなることがあります。
温度を上げすぎると、PC内部の熱がこもりやすくなってしまうので、暖房の温度は適度に調整しましょう。
こまめな換気も重要で、部屋の空気を入れ替えることで、室温が適切に保たれ、PCの温度管理がしやすくなります。
定期的に掃除する
ゲーミングPC内部に溜まったホコリを定期的に掃除しましょう。
ホコリを取り除くだけでも、冷却効率が大きく向上し、PCの温度管理が改善されます。
掃除には専門的な知識や大掛かりな準備は必要なく、ホコリを除去するだけなら簡単に行うことができます。
ホコリを除去する掃除の方法については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、そちらを参考にして正しい方法で清掃を行いましょう。
ファンを交換・増設する
ゲーミングPCの冷却性能を向上させるために、PCケースのファンを増設するのも効果的です。
既存のファンをより大型のものに交換したり、ファンの数を増やしたりすることで、ケース内の空気の流れを改善し、効率的に熱を排出できるようになります。
増設する際は、PCケースが対応するファンのサイズや取り付け可能な位置を確認しましょう。
また、吸気と排気のバランスを取ることが重要です。
例えば、吸気ファンと排気ファンの数をバランスよく配置することで、ケース内に効率的な空気の流れを作り出せます。
さらに、静音性を重視する場合は、低回転でも風量が確保できる静音タイプのファンを選ぶのもおすすめです。
水冷式PCにする
PCの冷却方式には大きく分けて空冷式と水冷式があります。
水冷式はその名の通り液体を使って熱を効率的に冷却する仕組みで、空冷式よりも冷却性能が高く、熱を放散しやすいとされています。
ただし、水冷式には初期費用が高い、設置がやや複雑、メンテナンスが必要などのデメリットもあります。
導入を検討する際は、予算や用途に合ったシステムを選ぶことが大切です。
最近では取り付けるだけで使える簡易水冷式クーラーも普及しており、比較的手軽に導入できるタイプもあります。
PCメーカーの中でもサイコムは水冷式PCを多く取り扱っているので、興味のある方はぜひこちらのサイコムの口コミや特徴、おススメな方について紹介した記事をチェックしてみてください。
PCを買い替える
ゲーミングPCの熱対策として、思い切ってPC自体を買い替えるのも一つの方法です。
例えば、「水冷式のPCが良さそうだけど、パーツを後から入れ替えるのは難しそう…」という方には、最初から水冷式が搭載されたPCを購入するのがおすすめです。
また、現在使用している空冷式PCが古い場合は、買い替えを検討することで以下のようなメリットが得られます。
- 効率的な冷却性能: 最新のPCは冷却機能も進化しており、熱がこもりにくくなっています。
- パーツの性能向上: 新しいPCは各パーツの性能が向上しており、より効率的に動作するため、熱の発生を抑えることができます。
「今使っているPCが古く、熱対策に苦労している」という場合は、買い替えも検討してみましょう。
別記事でおすすめのBTOメーカーやゲーミングPCについて詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてください!
まとめ
ゲーミングPCはホコリや設置環境によって熱がこもりやすく、結果パフォーマンスの低下や故障に繋がってしまいます。
効果的な熱対策はこちら。
- PCの置き場所を変える
- エアコンで室温を下げる
- 定期的に掃除する
- ファンを交換・増設する
- 水冷式PCにする
- PCを買い替える
ゲーミングPCの熱対策は、PCの性能を維持し、長寿命を保つために非常に重要です。
上記の対策を実践することで、快適なゲーム環境を保ちつつ、故障やパフォーマンス低下を防ぐことができます。