- Switch2とかPS5の画面を録画・配信したい・・・
- AverMediaとElgatoってよく見るけどどっちがいいの?
- GC553G2と4K X、どっちを買うべきか教えて!
家庭用ゲーム機やスマホの画面をPCに映す際に必要なのがキャプチャーボードです。
キャプチャーボードは高いものだと2~3万円台と高額なので、自分に合った製品を使わないと、後から後悔してしまう可能性が高いです。
この記事では、キャプチャーボード「AverMedia GC553G2」と「Elgato 4K X」の性能や機能の違いと、それぞれどんな方におすすめかを徹底比較していきます。
高性能なキャプチャーボードをお探しの方には、どちらを買うべきか判断材料にしていただけます。
「できるだけ価格を抑えつつ性能も欲しい」という方には、ミドルクラスの比較記事もご用意していますので、そちらもぜひご覧ください。
>> AVerMedia GC551G2とElgato HD60 Xを比較


AverMedia GC553G2とElgato 4K Xを本音で比較
AVerMedia GC553G2 | Elgato 4K X | |
録画解像度 | SDR: 4K60 / 1440p120 / 1080p240 HDR: 4K30 / 1440p60 | SDR: 4K60 / 1440p144 / 1080p240 HDR: 4K30 / 1440p60 |
パススルー解像度 | 4K144 (HDR/VRR) 3440×1440 @120 (HDR/VRR) 1440p240 (HDR/VRR) 1080p360 (HDR/VRR) | 8K60 (HDR/VRR) 4K144 (HDR/VRR) 1440p240 (HDR/VRR) 1080p360 (VRR※) |
付属ソフト | あり | あり |
サイズ | 120 × 70 × 27.6 mm | 112 x 72 x 18 mm |
重量 | 115g | 91g |
カラーバリエーション | ブラック | ブラック |
価格 | 33,000円 | 37,951円 |
保証期間 | 2年 | 2年6カ月 |
「AverMedia GC553G2」と「Elgato 4K X」はそれぞれ両メーカーのハイエンドモデルに位置するキャプチャーボードです。
両方とも様々な解像度、フレームレートに対応しているため、基本的にはどちらを買っても快適な画面表示や録画が可能です。
ただそれぞれで特徴や機能面に差がありますので、詳しく解説していきます。
解像度を比較
GC553G2は3440×1440や2560×1080など、ウルトラワイド解像度に対応しています。
HDRやVRRには非対応ですが、ウルトラワイドモニターでも縦横比が崩れず自然に表示できます。
一方Elgato 4K Xは8Kパススルーに対応し、録画でもSDRで1440p/144Hzなど高リフレッシュレートが可能。解像度面ではElgatoがやや優位といえます。
RGBライティング機能で比較
GC553G2にはRGBライティング機能があり、ゲーミングらしい鮮やかな光で本体を演出できます。
部屋をLEDライトで彩っている方なら、キャプチャーボード自体もインテリアの一部として映えます。
ライティングの制御方法は次の3通りです。
一方、Elgato 4K XにはRGBライティング機能がなく、この点は大きな違いといえます。
保証期間の違いを比較
Elgato 4K X の保証期間は2年6カ月と非常に長めです。
一方、AverMedia GC553G2は以前は一律1年でしたが、現在は2年保証に延長されました。
半年ほどElgatoが長いものの、AverMediaも大幅に延長された結果、実質的な差はわずかといえます。
ボイスチャット機能で比較
GC553G2には 「Live Commentary and Party Chat」 機能があります。
ボイスチャットや自分のマイク音をキャプチャーボードに直接入力し、PCへまとめて出力できるため、PS5やXboxなど家庭用ゲーム機のボイチャを含めた録音・配信が簡単です。
通常、家庭用ゲーム機ではボイスチャット音声がコントローラー経由で自分のヘッドセットにしか届かないため、PCに取り込むには複雑な配線が必要ですが、GC553G2ならその手間を省けます。
一方、Elgato 4K Xの「ライブコメント」機能はマイク音声とゲーム音声を別トラックに分けて録音するもの。
マイク音量をゲーム音と独立して調整できる点は便利ですが、GC553G2の「Live Commentary and Party Chat」とは目的が異なります。

Elgato 4K XはiPadに録画できる
Elgato 4K XはiPadに直接録画できる点が大きな特徴です。
録画データやスクリーンショットをiPad本体のストレージだけでなく、外付けSSDやSDカード にも保存可能。
PCの調子が悪い時でも、iPadを代用レコーダーにする、という使い方もアリです。

AverMedia GC553G2とElgato 4K Xはこんな人におすすめ
AVerMedia GC553G2 | ウルトラワイドモニターをお使いの方 ボイスチャットの音声も録音・配信したい方 高性能キャプチャーボードをコスパ良く求める方 映えるゲーミング環境を作りたい方 |
Elgato 4K X | 8Kパススルーや最高解像度を重視する方 保証の長さを重視する方 iPadに録画したい方 |
どちらも高品質なキャプチャーボードなので、基本的にはどちらを買っても快適に使用することができます。
そのうえで、4~5,000円程度ですが少しでも安く高性能なキャプチャーボードを買いたい方やボイスチャットを録音したい方はGC553G2がおすすめです。
逆にElgato 4K Xがおすすめなのは、できるだけ高い画質で表示したい方や、できるだけ長い保証だと安心する方です。


まとめ
「AverMedia GC553G2」と「Elgato 4K X」について比較してきました。
多少の機能差はありますが、キャプチャーボードとしての性能はとても高い2台なので、どちらを買っても快適な録画・配信ができます。
それでも「AverMedia GC553G2」と「Elgato 4K X」で迷っている方は、機能が充実している「AverMedia GC553G2」をおすすめします。

できるだけ高い画質や保証の長さを求める方は、「Elgato 4K X」を選びましょう。