- Switch2とかPS5の画面を録画・配信したい・・・
- AverMediaとElgatoってよく見るけどどっちがいいの?
- GC553G2と4K X、どっちを買うべきか教えて!
家庭用ゲーム機やスマホの画面をPCに映す際に必要なのがキャプチャーボードです。特に最高峰のモデルともなれば4万円前後と高額な買い物になるため、自分に合わない製品を選んでしまうと、後から後悔してしまう可能性が高いです。
私は、旧モデルであるAVerMediaのGC550 PLUSを5年以上愛用しています。その信頼性から次も当然、後継機のGC551G2を買うつもりで調べ尽くしました。
ただ、5年も経てば配信機材も進化しています。せっかく新調するなら、今の自分の活動をより快適にしてくれる「上位モデル」も無視できないと思い、AVerMediaのフラッグシップ機「AverMedia GC553G2」と、Elgatoの最新鋭「Elgato 4K X」を本気で比較することにしました。
高性能なキャプチャーボードをお探しの方には、どちらを買うべきか判断材料にしていただけます。
また、できるだけ価格を抑えつつ性能も欲しいという方には、ミドルクラスの比較記事もご用意していますので、そちらもぜひご覧ください。
>> AVerMedia GC551G2とElgato HD60 Xを比較
AverMedia GC553G2とElgato 4K Xを本音で比較
| AVerMedia GC553G2 | Elgato 4K X | |
| 録画解像度 | SDR: 4K60 / 1440p120 / 1080p240 HDR: 4K30 / 1440p60 | SDR: 4K60 / 1440p144 / 1080p240 HDR: 4K30 / 1440p60 |
| パススルー解像度 | 4K144 (HDR/VRR) 3440×1440 @120 (HDR/VRR) 1440p240 (HDR/VRR) 1080p360 (HDR/VRR) | 8K60 (HDR/VRR) 4K144 (HDR/VRR) 1440p240 (HDR/VRR) 1080p360 (VRR※) |
| 付属ソフト | あり | あり |
| サイズ | 120 × 70 × 27.6 mm | 112 x 72 x 18 mm |
| 重量 | 115g | 91g |
| カラーバリエーション | ブラック | ブラック |
| 価格 | 33,000円 | 37,951円 |
| 保証期間 | 2年 | 2年6カ月 |
「AverMedia GC553G2」と「Elgato 4K X」はそれぞれ両メーカーのハイエンドモデルに位置するキャプチャーボードです。
両方とも様々な解像度、フレームレートに対応しているため、基本的にはどちらを買っても快適な画面表示や録画が可能です。
ただそれぞれで特徴や機能面に差がありますので、詳しく解説していきます。
解像度を比較
「AVerMedia GC553G2」と「Elgato 4K X」を解像度で比較すると、それぞれ以下のような強みがあります。
最近はゲームの没入感を求めてウルトラワイドモニターを使う方も増えていますが、そうした需要にしっかり応えてくるあたり、AVerMediaらしい配慮を感じます。
一方で、Elgato 4K Xのスペックは現時点ではオーバースペックに感じるかもしれません。しかし、キャプチャーボードは一度買えば5年以上使い倒すものです。将来的にモニターを買い替えた際、「この機種にしておいて良かった」と後悔しないための「保険」として、この高い解像度性能は大きな価値になります。
今のウルトラワイド環境を優先するか、次世代の最高画質での記録に備えるか。この選択が、そのまま数年後の満足度の差に繋がるというのが私の本音です。
RGBライティング機能で比較
GC553G2にはRGBライティング機能があり、ゲーミングらしい鮮やかな光で本体を演出できます。
部屋をLEDライトで彩っている方なら、キャプチャーボード自体もインテリアの一部として映えます。
ライティングの制御方法は次の3通りです。
一方、Elgato 4K XにはRGBライティング機能がなく、この点は大きな違いといえます。
結論から言うと、このライティング機能の有無にそこまでこだわる必要はありません。
インテリア性があり、光る演出が好きな人には刺さる機能ですが、キャプチャーボードを選ぶ決定打になるわけではないからです。
かつて私もゲーム部屋のライティングに凝っていた時期があるので魅力はよく分かりますが、5年以上機材を使ってきた実感として、あくまで「自分のデスクスタイルに合うか」というおまけ要素として考えるのが丁度いいでしょう。
保証期間の違いを比較
Elgato 4K X の保証期間は2年6カ月と非常に長めです。
一方、AverMedia GC553G2は以前は一律1年でしたが、現在は2年保証に延長されました。
半年ほどElgatoが長いものの、AverMediaも大幅に延長された結果、実質的な差はわずかといえます。
ボイスチャット機能で比較
AVerMedia GC553G2には、本体に直接ヘッドセットやマイクを接続できる端子があります。PS5やSwitchのパーティーチャット音声を、PCを介さずに簡単に取り込めるのがメリットです。
一方、Elgato 4K Xにはヘッドセット・マイクを接続する端子がありません。チャット音声を取り込むには、別途ケーブルを用意するか、PC側でソフトの設定を行う必要があります。
ゲーム配信において、「音声の設定」は初心者にとって最も複雑で、失敗しやすいポイントです。
何年も配信に関わってきましたが、ゲーム音・ボイチャ音・マイクの音……この3つのバランスが崩れたり、どれかが入っていなかったりというトラブルは本当に多く耳にします。本来、ゲーム機のボイチャ音をPCに取り込むのは、別売りの分配ケーブルが必要だったりと意外と大変なんです。
その点、GC553G2のように「コントローラーから本体にケーブルを挿すだけ」でボイチャ音をゲーム音と一緒にPCへ送れるのは、配線も設定も劇的にシンプルにしてくれます。
「難しい設定は抜きにして、友達とのボイチャをそのまま配信や録画に載せたい」という方にとって、GC553G2はピッタリといえます。
Elgato 4K XはiPadに録画できる

Elgato 4K XはiPadに直接録画できる点が大きな特徴です。
録画データやスクリーンショットをiPad本体のストレージだけでなく、外付けSSDやSDカード にも保存可能。
PCの調子が悪い時でも、iPadを代用レコーダーにする、という使い方もアリです。
iPadで動画編集をしたことがありますが、初心者でも驚くほど直感的に、スムーズに操作できるのが魅力だと感じました。
例えば、「動画編集をバリバリこなすには少しスペック不足かな……」というPCを使っていて、手元にiPadがあるなら、この機能は非常に便利です。
といったフローも十分に現実的です。
最近のiPadアプリの進化を考えると、「無理にハイスペックなPCを買い足さなくても、手持ちのiPadで動画制作を始められる」というのは、これから活動を始める方にとって大きなメリットになります。
AverMedia GC553G2とElgato 4K Xはこんな人におすすめ
| AVerMedia GC553G2 | ウルトラワイドモニターをお使いの方 ボイスチャットの音声も録音・配信したい方 高性能キャプチャーボードをコスパ良く求める方 映えるゲーミング環境を作りたい方 |
| Elgato 4K X | 8Kパススルーや最高解像度を重視する方 保証の長さを重視する方 iPadに録画したい方 |
どちらも高品質なキャプチャーボードなので、基本的にはどちらを買っても快適に使用することができます。
そのうえで、4~5,000円程度ですが少しでも安く高性能なキャプチャーボードを買いたい方やボイスチャットを録音したい方はGC553G2がおすすめです。
逆にElgato 4K Xがおすすめなのは、できるだけ高い画質で表示したい方や、できるだけ長い保証だと安心する方です。
AVerMedia GC553G2とElgato 4K X、どっちを選ぶべき?
「AVerMedia GC553G2」と「Elgato 4K X」を比較してきましたが、どちらも最高クラスの性能を持つキャプチャーボードであることは間違いありません。
ただ、長い間キャプチャーボードを使用してきた私の目線で、それぞれの「強み」を整理すると、選ぶ基準はとてもシンプルです。
「今ある環境で、とにかくラクに、楽しく配信を始めたい」という初心者〜中級者の方には、至れり尽くせりなGC553G2が最適です。
「今はオーバースペックでも、5年先まで後悔しない『保険』が欲しい」という、将来性や効率を重視する方にはElgato 4K Xが間違いない選択になります。


