ゲーム配信の大手サイトであるTwitchですが、規約やガイドラインなどが細かく設定されています。
Twitchで活動を始めたものの、利用規約を知らずに違反してしまい、ペナルティを受けてしまっては困りますよね。
本記事では、Twitchで禁止されていることをピックアップして紹介します。
Twitch利用規約・ガイドライン
本記事でピックアップした利用規約やガイドラインはこちら。
Twitch配信でやってはいけないこと
Twitchで配信する際にやってはいけないことを紹介します。
見落としがちなルールや判断がむずかしいルールをピックアップしており、明らかにルールを違反している項目は省略しています。
配信におけるすべての決まりを確認したい方は、上記で紹介した規約やガイドラインをご覧ください。
配信で過度な露出を映す
女性として登場される方は乳首と乳輪を隠し、アンダーバストを露出しないようにお願いいたします。これらの隠すべき部分の要件を満たしており、ストリーマーが衣服を着ていることが明白である限り、胸の谷間については制限はありません。
Twitchコミュニティガイドラインより引用
Twitchでは全裸になったり、性器や臀部を露出したりという露出行為を禁止しています。
女性だと乳首やアンダーバストは禁止されているものの、胸の谷間はOKという様に細かい部分まで規定されています。
胸元をカメラで映して配信している方も多くいますが、上記のルールを違反しないような衣装で行いましょう。
男女問わず、お尻が見えてしまうような恰好や、裸に見えるような衣装も禁止されています。
過度な露出をすると視聴者が増えやすいですが、BANになってしまうのでそのような行為は控えましょう。
著作権保護された音楽を流す
Twitchで許可されていない音楽を使用すると、著作権者がデジタルミレニアム著作権法(「DMCA」)もしくは類似の法令に基づいて、または別の契約プロセスを通じて、削除要請を提出する場合があります。
音楽に関するガイドラインより引用
(中略)
通常、音楽配信サービスをサブスクしたり、CD、レコード、または他の物理媒体を購入したりしても、Twitchでその音楽を共有する権利は付与されません。
Twitchでは著作権保護された音楽を流すことは禁止されています。
著作権保護された音楽を配信で流してしまうと、配信アーカイブやクリップがTwitch運営に削除されてしまう可能性があるので注意しましょう。
SpotifyやApple Musicといった音楽サブスクを契約している場合でも、こういった音楽は個人利用に限られており、自分で聴いて楽しむためのものです。
配信でネット上に流してしまうと、個人利用の範囲を超えてしまいますので、流さないようにしてください。
配信でも使える著作権フリーのBGMについて、こちらの記事で紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。
同時配信のガイドラインを違反する
Twitchと他配信プラットフォームで同時配信自体は可能なのですが、いくつか守らなければならないガイドラインがあります。
要約すると、Twitch配信の質をわざと下げて、他プラットフォームに視聴者を移動させるようなやり方をしてはいけないということです。
Twitchの同時配信については別の記事で詳しく紹介していますので、以下のリンクをクリックして参考にしてください。
カラオケ配信をする
カラオケの実演 – カラオケでの歌唱または実演(ただし、あなたが該当の音楽を所有している場合、または関連する著作権者からTwitchでの配信を許可されている場合を除く)。
音楽に関するガイドラインより引用
意外と見落としがちなのですが、Twitchでのカラオケ配信は基本的にNGです。
自分で作った歌など、ご自身が所有している音楽なら配信で自由に使えますが、当てはまる人はとても少ないと思います。
著作権者からの配信許可については、多くの楽曲の著作権を管理しているJASRACにて、「利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧」を公開しており、その中にTwitchが含まれています。
そのため、JASRACが著作権を管理している楽曲についてはTwitchで歌って配信できるということになります。
ただ、もう1つ注意が必要なのが、使用する音源が配信に使えるかどうかです。
例えばカラオケ機器大手のDAMがWindows10パソコンで使える歌い放題のサービスでは、カラオケ動画や歌っている姿を配信することを禁止しています。
カラオケ音源を提供している「カラオケ歌っちゃ王」では、一般個人での動画投稿・ライブ配信で音源を使用することは許可しています。
Twitchでカラオケ配信する場合は、楽曲の著作権の管理団体で試用が許可されているか、音源が配信で使用できるか確認して行いましょう。
ビッツに関する禁止事項
Twitchではビッツと呼ばれるポイントを使い、配信者を金銭的に支援(Cheer)することができます。
ビッツ関連でやってはいけないことを紹介します。
ビッツを有償の物と交換する
一般的に費用がかかる、または価値のあるアイテムまたはサービスとビッツを交換しないでください。
Twitchビッツ利用規定より引用
ビッツを価値のあるアイテムと交換してはいけません。
例えばビッツをくれた方にお礼として物を送ったり、金銭や寄付と引き換えにビッツを要求したり、という行為が該当します。
物だけでなくサービスも禁止されており、ビッツをくれたお礼に会ったり通話するのも禁止されています。
ただし、cheerされたビッツ数に対して、プレイするゲームや使用するキャラクターを決めたり、スタンプをリニューアルすると発表したりといった配信に関する特典は問題ありません。
ビッツで賭けをする
ゲームのプレイ結果などについて賭けを行い、その掛け金にビッツを使うのは禁止されています。
Twitchにはチャンネルポイントで賭けを行う機能が公式に搭載されていますので、やるならポイントで行うようにしましょう。
Twitchチャンネルポイントに関する禁止事項
チャンネルポイントとは配信者のチャンネルごとに用意されたポイントで、ポイントで配信者に何かさせたりスタンプを利用したりといった特典があります。
チャンネルポイントにもやってはいけないことがあるので紹介します。
チャンネルポイントを金銭と交換する
ポイントは購入できません。本ポリシーでは、金銭または現実の通貨と引き換えに、Twitchの他のユーザーにポイントを販売、取引、物々交換、もしくは譲渡すること(またはこれらを申し出ること)が禁止されています。
Twitchチャンネルポイント利用規定より引用
チャンネルポイントを販売したり、物品と取引したりという行為は禁止されています。
外部サービスを利用してポイントを扱うのも禁止されていますので、ちゃんと配信を視聴してポイントを貯めましょう。
チャンネルポイントを使って飲酒・喫煙させる
チャンネルポイントと交換できる報酬に「水分補給」や「休憩」といったものがあり、文字通り配信者に水分を摂ってもらったり休憩させたりできます。
ですが同じような報酬で「飲酒」や「喫煙」をさせるものを用意するのは禁止されています。
規約違反するとペナルティを受ける
Twitchの規約やガイドラインを違反すると、その深刻度によって以下のペナルティ措置を受けます。
- Twitchからの警告メッセージ
- 著作権違反に該当するコンテンツの削除
- 一時的なアカウント停止
- 無期限のアカウント停止
- (不適切なユーザー名に対する)ユーザー名の強制リセット
初めて違反した時や、程度の軽い違反した時には、Twitchから警告メッセージが送られてきます。
何度も違反を繰り返したり、ひどいルール違反を行った場合、一時的または無期限のアカウント利用停止措置が講じられます。
最後に
Twitchでやってはいけないことが多く記載されているものの、常識を持って普通にゲームをプレイしていれば基本的に違反することはありません。
ルールを正しく守って、楽しくゲームを配信しましょうね。
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