スマホの通信キャリアにドコモを契約している方が選ぶ光回線として、真っ先に名前が挙がる「ドコモ光」。
その一方で、オンラインゲームやゲーム配信に適しているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ドコモ光はオンラインゲームやゲーム配信を快適に楽しむことができます。
本記事では、ドコモ光で快適にオンラインゲームやゲーム配信をするポイントや、使ってみた方の口コミを紹介します。
ドコモ光は快適にオンラインゲームやゲーム配信できる!
ドコモ光は、オンラインゲームやゲーム配信を行うのに十分な速度と安定性を備えています。
ゲーム実況・配信をする際の目安としては、速度は上り30Mbpsを、安定性はPingが15ms以下が望ましいです。
戸建て住宅 | 集合住宅 (マンション・アパート) | |
測定件数 | 10897件 | 2961件 |
平均Ping値 | 14.35ms | 14.45ms |
平均ダウンロード速度 | 636.92Mbps | 438.63Mbps |
平均アップロード速度 | 650.66Mbps | 330.17Mbps |
速度・安定性ともに目安となる数値を満たしているので、安定してゲームプレイや配信をできるといえますね。
また、上記の数値は1ギガ・10ギガプランが混ざっているためとても早い数字になっています。
ドコモ光は日本全国に張り巡らされているNTTのフレッツ光を利用しているため、大都市でなくても10ギガプランを契約できるのもメリットの一つです。
とはいえ、全国のどの市町村でも10ギガプランを利用できるわけではないので、10ギガプランを検討中の方はドコモの10ギガ提供エリアをご確認ください。
ドコモ光の料金
光回線を契約する際に重要なのは、料金です。
月額料金だけでなく、契約時にかかる初期費用についても確認しておくことが大切です。
ドコモ光を契約する際にかかる初期費用や、戸建て・集合住宅それぞれの月額料金を紹介します。
初期費用
ドコモ光の契約時には、新規登録料(事務手数料)と回線工事費が初期費用として必要になります。
戸建て | 集合住宅 | |
新規登録料 | 3,300円 | 3,300円 |
回線工事あり | 22,000円 | 22,000円 |
回線工事なし | 3,300円 | 3,300円 |
追加工事費(土日祝) | 3,300円 | 3,300円 |
ドコモ光では1ギガ・10ギガの新規契約で工事費が無料になるキャンペーンを行っています。
他の光回線サービスだと、工事費相当のポイントがもらえるため実質無料と表現していたり、一旦工事費を払っておいて後日キャッシュバックされたりといった方法がとられていますが、ドコモ光は工事費自体が完全に無料になるという方法をとっています。
ただし、無料になるのは基本の工事費のみであり、土日祝の追加工事費や電話線を引き入れるといった基本外の工事費用は無料キャンペーンの対象外なので注意しましょう。
月額料金(戸建て住宅)
戸建て住宅でドコモ光を契約した際の月額料金はこちら。
2年定期契約 | 定期契約なし | |
1ギガ タイプA・C | 5,720円 | 7,370円 |
1ギガ タイプB | 5,940円 | 7,590円 |
10ギガ タイプA | 6,380円 | 8,030円 |
10ギガ タイプB | 6,600円 | 8,250円 |
タイプA・B・Cの違いは簡単に言うと以下の通りです。
タイプA | 月額料金が安い。 全国的に展開しているプロバイダが多い。 |
タイプB | タイプAとは契約できるプロバイダが違う。 タイプAが利用できないエリアでよく利用される。 |
タイプC | ケーブルテレビ業者のテレビ線・電話線を利用しサービス提供する。 |
月額料金(集合住宅)
マンションなどの集合住宅でドコモ光を契約した際の月額料金はこちら。
2年定期契約 | 定期契約なし | |
1ギガ タイプA・C | 4,400円 | 5,500円 |
1ギガ タイプB | 4,620円 | 5,720円 |
10ギガ タイプA | 6,380円 | 8,030円 |
10ギガ タイプB | 6,600円 | 8,250円 |
ドコモ光では戸建て・マンションともに10ギガプランが同じ値段で利用できます。
ドコモ光の良い口コミ・評判
ドコモ光を実際に使ってみて良いと感じた方の口コミや評判を紹介します。
キャッシュバック額が大きい!
ドコモ光で高額なキャッシュバックをもらえたという口コミをよく見かけました。
他の光回線サービスだと大体3~4万円くらいのキャッシュバック額になりがちなのですが、75,000円はとても多いですね。
プロバイダが変わると快適になった!
ドコモ光のプロバイダの中でも評判の高いGMOとくとくBBに変えたことで通信が快適になったようです。
GMOとくとくBBをプロバイダにしていると快適という口コミも多く見られました。
10ギガプランが安く契約できる!
期間限定ですが、10ギガプランの価格が非常に安くなるキャンペーンも実施しています。
光回線サービスは基本的に値段が大きく変わらないため、シンプルに料金が安くなるのは魅力的ですね。
スマホでも超高速で通信できる!
10ギガプランで快適に通信できるという声が多く、中でも戸建て住宅にお住みの方からの声が多かったです。
有線なら10ギガプランで1Gbps以上の速度は出ますが、スマホでも1Gbps以上の速度が出るのはかなり早い回線と言えますね。
ドコモ光の良い口コミ・評判の総評
ドコモ光に対する評判として、プロバイダにGMOとくとくBBを選ぶとキャッシュバックも多く回線品質も良いという口コミが多く見られました。
また料金が安くなるキャンペーンに対する良い評価も多く、新規契約がお得なのも良い点だと感じました。
ドコモ光の悪い口コミ・評判
ドコモ光を使ってみて不満に感じた方の口コミや評判を紹介します。
サポートへの電話がつながりにくい…
ドコモ光のカスタマーサポートに電話がつながりにくいという声が多かったです。
特に引っ越しが多い3~4月、9~10月ごろは契約する方が多くなるため、サポートへ連絡する方も多くなる傾向にあるようです。
マンションタイプが遅い…
ドコモ光はフレッツ光を利用したコラボ光と言われるサービスで、他にもコラボ光サービスが大量にあるため、他の住民や周りの通信状況によって通信が混雑してしまいがちです。
周りの環境に影響される点についてある程度想定しておかなければなりません。
ドコモ光の悪い口コミ・評判の総評
ドコモ光に対する不満として、サポートへの電話がつながりにくいという声が一番多く見られました。
また地域やプロバイダによって違うと思うのですが、10ギガプランでも思ったほど速度が出ないという口コミもありました。
ドコモ光で快適にゲームをするためのポイント
ドコモ光では、快適にオンラインゲームやゲーム配信をするために押さえておくと良いポイントがあります。
IPoE IPv4 over IPv6対応のプロバイダを選ぶ
光回線の通信方式は大きく分けて「PPPoE」方式と「IPoE」方式の2種類あり、その中でもIPoE方式は「IPoe IPv6」と「IPoE IPv4 over IPv6」に分かれています。
インターネットに接続する時にIPv4とIPv6というネットワークを経由するのですが、それぞれのネットワークをどのように通ってインターネットにアクセスするかという決まりのようなものです。
PPPoE | 従来の通信方式で、通信が混雑しやすい。 |
IPoe IPv6 | IPv6のみIPoE(新方式)で通信する。 IPv4はPPPoE(従来方式)で通信するため混雑しやすい。 |
IPoE IPv4 over IPv6 | IPv4・IPv6どちらもIPoE(新方式)で通信するため混雑しにくい。 |
混雑しにくく快適な通信ができるIPoE IPv4 over IPv6対応のプロバイダを選びましょう。
プロバイダの中には最初からIPoE IPv4 over IPv6に対応しているところもあれば、別途申し込みが必要な所もあります。
プロバイダ | 通信方式 | IPv4 over IPv6 申し込み |
OCN | ◎ IPoE IPv4 over IPv6 | ◎ 不要 |
GMOとくとくBB | ||
@nifty | ||
SIS | ||
andline | ||
BIGLOBE | ||
BB.excite | ||
ドコモnet | ||
plala | ||
plala(Sコース) | ||
@T COM | ||
WAKWAK | ||
IC-NET | ✕ 必要 | |
hi-ho | ||
Tigers-net.com | ||
エディオンネット | ||
DTI | ||
ネスク | ||
TikiTikiインターネット | ||
@ちゃんぷるネット | ||
ASAHIネット | ||
シナプス | △ IPoE IPv6 | |
楽天ブロードバンド | ||
TNC | ✕ PPPoE IPv6 | ◎ 不要 |
個人的には、「IPoE IPv4 over IPv6」かつ「追加申し込みが不要」のプロバイダの中から選ぶと良いと思います。
最新のルーターを利用する
設置するルーターはIPv6に対応している機種を選ぶようにしましょう。
IPoE IPv4 over IPv6のプロバイダにしていても、ルーターがIPv6に対応していないと通信が混雑してしまいます。
また、スマホやタブレットなども自宅で使うことが多いため、Wi-Fiの性能も重要になってきます。
Wi-Fiルーターは新しい無線規格の「IEEE 802.11ax」か「IEEE 802.11ac」に対応している機器を選ぶと良いですよ。
世代 | 規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
第6世代 (Wi-Fi 6E) | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯/ 6GHz帯 |
第6世代 (Wi-Fi 6) | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 | |
第5世代 (Wi-Fi 5) | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
第4世代 (Wi-Fi 4) | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
第3世代 | IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
第2世代 | IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz帯 |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 | |
第1世代 | IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz帯 |
最新のルーターはお値段が結構高いのですが、ドコモ光のプロバイダによってはレンタルサービスを提供しているところもあります。
無料で新しめのWi-Fiルーターをレンタルできるので、初期費用を抑えつつ、高速で安定したインターネット環境を手に入れることができます。
特にオンラインゲームや動画のサブスクサービスなど利用する場合、高性能なルーターがあると快適に通信できますよ。
新しいルーターを購入するか、プロバイダのレンタルサービスを利用するかは、それぞれの利用状況や予算に応じて選ぶと良いと思います。
どちらにせよ、ドコモ光を快適に利用するためには、ルーターの性能が重要なポイントになります。
ドコモ光をおすすめしない人
ドコモ光と相性が悪くあまりおススメできない方はこちら。
- スマホ回線がドコモではない方
- 短期的な利用を考えている方
それぞれ詳しく紹介します。
スマホ回線がドコモではない方
ドコモ光は、ドコモのスマホ回線を契約している方にとって非常にお得な「ドコモ光セット割」が魅力です。
逆に言うとドコモ以外ではこの割引を受けられないため、料金が割高になってしまいます。
ちなみに、ドコモの格安プラン「amaho」はドコモ光セット割の対象外です。
ドコモ以外で契約している場合は、それぞれのキャリアが運営している光回線サービスなど、セット割でスマホ料金を下げられるサービスを選ぶ方がコスト的には良いです。
短期的な利用を考えている方
ドコモ光の契約期間は「2年」か「契約期間なし」のどちらかになります。
契約期間なしでも光回線は使えるのですが、お値段が少し高くなってしまいます。
また、2年契約の途中で解約すると、4,180円~5,500円ほどの解約金が発生してしまいます。
光回線サービスの中には「GMOとくとくBB光」や「エキサイトMEC光」といった、契約期間や解約金が発生しないサービスがあるため、2年未満の利用を予定している方はドコモ光には合わないかもしれません。
ドコモ光がおススメな方
ドコモ光を契約するとメリットが大きく、おススメできるのはこちらの方です。
- スマホ回線がドコモの方
- 大容量のデータ通信をする方
- プロバイダを選びたい方
詳しく紹介していきます。
スマホ回線がドコモの方
光回線は、スマホとのセット割引ができるサービスを選ぶのが鉄則です。
スマホキャリアがドコモの方は、ドコモ光を契約すると「ドコモ光セット割」という割引対象になり、スマホ料金が最大で1,100円安くなります。
基本的なドコモのプランだけでなく、「eximo」「irumo」といった格安プランでも割引対象になるので、あまりスマホのデータ通信を使わない方でもしっかりメリットを受けられますよ。
また割引は自分の三親等以内の家族なら、誰でも20回線まで割引対象になります。
父母や祖父母だけでなく、曽祖父母や甥・姪も含まれるため、合計するとかなり大きな割引額になりますね。
家族の割引は事実婚や同性パートナーも含まれるので、ご自身だけでなく周りの家族もドコモユーザーという方はドコモ光がとてもおススメですよ。
大容量のデータ通信をする方
ドコモ光は月間でデータ通信量の制限がありません。
そのため、大容量のデータをアップロード・ダウンロードしたり、動画やオンラインゲームを長時間楽しんだとしても、それを理由に通信制限される心配はありません。
しかし一部のプロバイダでは、「特定の時間帯での過剰なデータ通信」や「極端に大きな通信量」に対して、速度制限や接続の優先度を調整する(帯域制限)場合があります。
通信制限になるデータ通信量が定められているわけではありませんが、例えば4Kや8Kの動画を長時間見たり、クラウドストレージへのバックアップやダウンロードを頻繁に行ったりするとプロバイダから制限される可能性があることを念頭に置いておきましょう。
プロバイダを選びたい方
ドコモ光は20近くあるプロバイダから選べるのが大きな特徴です。
プロバイダによって様々な特典やサポート内容があるので、ご自身に合った会社を選ぶのが大事です。
ドコモ光でゲームをするならGMOとくとくBBを選ぼう
オンラインゲームやゲーム配信をメインに考えるなら、おススメのプロバイダはGMOとくとくBBです。
GMOとくとくBBをおススメする理由は以下の通りです。
- 高額なキャッシュバックがある
- 高速ルーターがレンタルできる
- 他プロバイダよりも通信速度が速く安定している
- 知名度や会社規模が大きく安心感がある
GMOとくとくBBから申し込むと、最大で65,000円のキャッシュバックがあり、スマホ回線がドコモならさらにセット割で1,100円のスマホ料金割引になります。
10ギガプランが半年間月額500円になる点と、高速ルーターを無料でレンタルできるためコスト面でもうれしいメリットがありますよ。
また通信品質を見ても他プロバイダより良く、GMOとくとくBBにして快適になったという口コミも多かったです。
そういったこともあり知名度や会社規模も大きくなりつつあるため、サポート面でも安心感が持てるプロバイダだと思います。
最後に
ドコモ光では快適にオンラインゲームやゲーム配信するための通信速度・安定性をしており、ドコモユーザーにはコスト面でもメリットの多い光回線です。
プロバイダが多いため迷いがちですが、通信品質やキャッシュバック特典で優れるGMOとくとくBBを選んでおけば間違いないと思います。
ドコモ光は全国的に契約者数が多く、予約が殺到して工事が遅れてしまわないよう、お早めに申し込みを済ませておくと良いですよ。