- VTuberとしてライブ配信してみたい!
- でも設定とか準備とか複雑そう・・・
- 簡単にVTuberになれる方法ってある?
VTuberとしてデビューしてみようと思った初心者が、「結局何を準備してどう始めたら良いの?」と最初の一歩で挫折してしまうケースは非常に多いです。
私もVTuberとして活動を始めたときに、2Dイラストを動かしたり専門用語を覚えたりといった難しさのため、とても苦戦してしまいました。

皆さんには、同じような苦戦をせず、VTuberとして楽しく配信してほしい・・・
この記事では、nizima LIVEというソフトを使って、VTuberとして配信する方法について解説します。
この記事を読むと、モデリングやイラストの知識がなくても、誰でも簡単にVTuberとして配信できるようになります。
VTuberとしてゲーム配信で知名度を伸ばしたい方は、ぜひ最後まで最後まで見てください。
nizima LIVEの特長
直感的に操作できるフェイストラッキングアプリ

フェイストラッキングとは、カメラに映った顔の表情や動きを検出し、それに応じてアバターやイラストを動かす技術のことです。
他のVTuber用アプリでは「VTube Studio」や「Animaze」がありますが、フェイストラッキングや2Dモデリングなどの設定が複雑で、初心者の方が始めるにはハードルが高いです。

nizima LIVEなら、専門知識なしで簡単にLive2Dアバターを動かせるため、手軽にVTuberデビューできるのが魅力です。
Live2Dの公式配信アプリ

「nizima LIVE」は、VTuberに必須の「Live2D」技術を開発した株式会社Live2Dの公式配信アプリです。
Live2D技術とは、2Dイラストに立体的なアニメーションを加える技術のことです。
公式アプリということもあり、顔の表情や動きのトラッキング性能がとても高く、初心者の方でも使いやすいです。
イラストの動きも非常になめらかで、ストレスなくVTuberとして配信ができます。
無料プランと有料プランの違い
nizima LIVEは無料プランと有料プランがあります。無料でインストールや配信はできますが、いくつか制限があります。
無料プラン | 有料プラン | |
料金 | 無料 | 月額:550円 年間:5,280円 |
対象OS | Windows・MacOS | Windows・MacOS |
商用利用 | 不可 | 可能 |
モデルの読み込み | 可能 | 可能 |
表情トラッキング | 可能 | 可能 |
ロゴ表示 | あり | なし |
カメラ連続使用時間 | 最大40分 | 時間制限なし |
コラボ機能 | 5分間 | 連続使用時間:24時間 最大人数:8人 |
モバイルアプリ連携 | 可能 | 可能 |
配信ソフトとの連携 | 可能 | 可能 |
無料プランで使い続けるのが難しい理由はこちらです。
- 収益化など、商用利用ができない点
- カメラの制限時間がある点
ちなみに、アプリの画質や動きなどの性能面は、有料プランでも無料プランでも違いはありません。
しかし、ロゴの表示やカメラの使用時間などの制限があるため、無料プランで動作を確認し、配信時には有料プランの契約をおすすめします。
nizima LIVEを使って配信するのに必要なもの
nizima LIVEを使ってVTuber活動するために必要なものがこちら。
- PC
- nizimaアカウント
- Webカメラ(iPhoneでも可)
- 配信ソフト(OBS Studioなど)
nizima LIVE公式が推奨している、PCの要求スペックはこちら。
OS | Windows10、Windows11 (64ビット版、デスクトップモードのみ) |
CPU | 最大周波数2.5GHz以上かつ2コア以上のIntel/AMD製CPU |
メモリ | 4GB 以上のメモリ (推奨 8GB以上) |
ハードディスク | 約 500MB 程度必要 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1060相当かそれ以上を推奨 |
ディスプレイ | 1,440×900ピクセル以上、32bitカラー以上 (推奨 1,920×1,080ピクセル) |
インターネット接続環境 | ライセンス認証が必要なため必須 |
CPUは目安として「Core i5 / Ryzen 5 以上」だと快適に動作します。
配信ソフトはOBS Studioを推奨します。nizima LIVEには、OBSのプラグイン(拡張機能)が用意されているためです。
インストールや設定方法については下記ページで紹介していますので、まだインストールしていない方は参考にしてください。
nizima LIVEのインストール
まずは公式サイトにアクセスし、nizima LIVEのダウンロードを行いましょう。

ダウンロードしたファイルを実行してください。
インストールウィザードが表示されます。「次へ」をクリックしてください。

nizima LIVEのインストールフォルダを設定する画面が表示されます。変更する場合は「参照」からフォルダを指定し、終わったら「次へ」をクリックしてください。

インストールフォルダはCドライブ以下に指定することをおススメします。
PCの環境にもよりますが、筆者の場合はDドライブにインストールしようとするとエラー画面が表示され、インストールできませんでした。

「nizima LIVE x.x.x」にチェックが入っていることを確認し、そのまま「次へ」をクリックしてください。

「使用許諾に同意する」にチェックを入れ「次へ」をクリックしてください。

スタートメニューのショートカット名を決められます。Windowsキーを押したときなどに表示されるアプリ名のことです。
特にこだわりがなければそのまま「次へ」をクリックしてください。

「インストール」をクリックしてください。

nizima LIVEのインストールが終わると以下の画面が表示されます。
「終了時にnizima LIVEを起動する」にチェックを入れて「完了」をクリックしてください。

nizimaアカウントでログインする必要があります。
アカウントをお持ちでない方は「新規登録」をクリックし、アカウント作成後にログインしてください。

ログイン後、以下の画面が表示されればnizima LIVEのインストール完了です。

画面左のメニューから、nizima LIVEの設定をしていきます。
nizima LIVEの設定
モデル設定
使用する2Dモデルを設定するには、メニューから「モデル一覧」をクリックしてください。
デフォルトでは10個以上のモデルを利用できます。変更する場合は対象のモデルを選択して「変更」をクリックしてください。

カメラ設定
メニューから「カメラ設定」をクリックし、「使用するデバイス」にて使用するカメラを選択して下さい。
- 顔の動きを反映する「フェイストラッキング」
- 手の動きを反映する「ハンドトラッキング」
- 音声に反応してモデルの口を動かす「リップシンク」
mocopiはモーションキャプチャーソフトです。使用しない場合はオフにしておきましょう。

背景を変更する
メニューから「背景設定」をクリックし、「画像」タブでモデルの背景画像を変更できます。

エフェクトを変更する
メニューの「エフェクト設定」から、モデルの見た目を設定できます。
モデルをアニメ調にしたり、逆光をかけたり、ステッカー風にアウトラインを設定したりといった設定ができ、それぞれ細かくカスタマイズできます。

外部の2Dイラストを無許可で改変すると、著作権侵害になる可能性があります。
エフェクトを設定する場合、権利者の許諾を得て行いましょう。
表情を設定・カスタマイズ
メニューの「表情・モーション」から、モデルの表情を怒りや笑顔などに変更できます。
他にも表情を変更するショートカットキーや、それぞれの表情を細かくカスタマイズできます。

設定を保存する
設定が完了したら、保存する必要があります。
右下にある「モデルの設定を保存」をクリックすると、設定が保存されます。

以上でnizima LIVEの基本的な設定が完了です。
OBSのプラグインを導入する
OBSにnizima LIVEと連携するためのプラグインを設定していきます。
はじめに、nizima LIVEのメニューから「設定・その他」の「オプション」をクリックします。
その後、「詳細設定」内にある「OBSプラグインを有効にする」にチェックを入れてください。

以下の画面が表示されますので、「ダウンロード」をクリックしてください。

ブラウザでOBSプラグインのダウンロードページが表示されます。「無料でダウンロード(Windows版)」をクリックしてください。

ダウンロードしたファイルを実行して下さい。
言語を選択する画面が表示されますので、「日本語」が選択されていることを確認し、「OK」をクリックしてください。

そのまま「次へ」をクリックしてください。

インストール先を選択する画面が表示されます。ここではOBSがインストールされているフォルダを必ず指定し、「次へ」をクリックしてください。

以下の確認画面が表示されますので「はい」をクリックしてください。

スタートメニューに表示される際の名前を変更できます。特に指定が無ければそのまま「次へ」をクリックしてください。

「インストール」をクリックしてください。

インストールが開始されます。
nizimalive-obspluginがセットアップされたという以下のメッセージが表示されたことを確認し、「完了」をクリックしてください。

これでOBSプラグインのインストールが完了です。
OBSとnizima LIVEを連携する
OBSに2Dモデルを表示して配信する場合、そのままだと背景が映ってしまうため、まずは背景を消します。
nizima LIVEのメニューから「背景設定」を開き、「透過背景」タブの「透過背景」を選択して「背景に設定」をクリックしてください。

次にOBSを起動し、ソースの「+」ボタンから「nizima LIVE」を選択してください。

ソース名は好きな名前を入れて「OK」をクリックしてください。「nizima LIVE」など入れておくと後から見てわかりやすいですよ。

2Dモデルが表示されていることを確認し、「OK」をクリックしてください。背景を透過した場合は、背景が表示されていないことも確認しましょう。

OBSのトップ画面でもモデルがちゃんと表示されていることを確認してください。

以上でOBSにモデルを表示する手順は完了です。配信プラットフォームや画質などの設定を行い、配信を開始してください。
nizima LIVEは有料版がおすすめ

無料プランで設定や動作確認ができたら、有料プランへの切り替えを検討しましょう。
有料プランでは、無料プランの内容から以下の変更があります。
- カメラの使用時間が40分 → 無制限になる
- 画面の「nizima LIVE」ロゴが消える
- コラボ機能の制限時間が5分 → 24時間になる
- 商用利用ができる
有料プランへの切り替えは、nizima LIVEの公式サイトにアクセス後、画面下にある「年間(単月)でのご購入はこちら」をクリックして決済を進めてください。
