- 配信に来てくれる人がなかなか増えない・・・
- 視聴者数、せめて2ケタは達成したい!
- どうすれば同接10人に届くのか知りたい!
配信において、視聴者数はとても重要です。
収益化を目指すにしても、配信者同士のつながりを広げるにしても、人が来なければ始まりません。
実際に配信を始めてみたものの、思った以上に視聴者が来ず、モチベーションが下がってしまった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Twitch配信で同接10人を目指すうえで意識したいポイントを、筆者の実体験を交えながら解説します。
この記事を読むことで、同接10人を必ず達成できるわけではありませんが、今より視聴者が増えるヒントは見つかるはずです。
これから配信活動を頑張りたい方はもちろん、視聴者数に伸び悩んでいる方にも参考になる内容です。ぜひ最後まで見てください。
「同接10人は本当にすごい」ということ
Twitchの視聴者分布を見ても、同接10人は決して簡単な数字ではありません。
たとえば、こちらのサイトではTwitchの日本語配信を、視聴者数順で一覧表示できます。
タイミングや時間帯にもよりますが、視聴者数が10人以上いる配信者は、おおよそ400〜500人ほどです。
Twitchには非常に多くの配信者がいます。
ゲーム配信や雑談配信など、ジャンルをすべて含めてもこの人数です。
そう考えると、同接10人を超えている配信者がいかに少ないかが分かると思います。
同接10人を超えると、配信の景色が変わる
視聴者が10人前後集まるようになると、配信の雰囲気も大きく変わります。
このあたりを実感し始める人が多いです。
「同接10人」は、ただの数字ではなく、配信が回り始める一つの分かれ目とも言えます。
なぜ「10人」がひとつの壁と言えるのか
同接10人が目安になる理由は、次のような点にあります。
数人の視聴者であれば、他の配信者とのつながりや、たまたま来てくれた初見だけでも成立することがあります。
しかし、同接10人となると話は別です。
継続して見てくれる人がいないと、なかなか到達できません。
これから始める人が知っておくべき現実
ここで、ひとつだけ覚悟しておいてほしいことがあります。
配信を始めてしばらくの間は、視聴者が0人〜1ケタの状態が続くのが普通です。
この期間をどう過ごすかで、同接10人に近づけるかどうかが大きく変わります。
だからこそ、同接10人を達成できたときは「すごい」と胸を張っていいのです。
筆者が感じた「10人の壁」を越えるための要素
ここからは、私の実体験を交えながら、視聴者10人を達成するために効果的だった取り組みを紹介していきます。
他の配信者と仲良くなる
自分が普段プレイしているゲームで、ほかの配信者の配信をチェックしてみましょう。
まずはきちんとあいさつすることから始めます。
基本的に初見の配信者を嫌がる人はいませんので、あいさつをしたうえで、ゲームのことなど軽く質問してみると良いです。
雰囲気が良さそうであればフォローし、次回以降の配信も見てもらえるようにします。
フォローバックしてもらえると、なおありがたいですね。

Twitchでは「あなたも配信しているんですか?」と聞かれることも多いため、自分の配信の紹介も軽くしておくと効果的です。
ただし、あまり押し付けすぎると煙たがられるので、ほどほどにしましょう。
他の配信者との横のつながりは、認知度アップに大きな効果があります。
コミュニティに属するだけでも、視聴者が増えるきっかけになることがあります。
ただし、数字だけを目的に近づくのは逆効果です。
相手との関係性を大事にすることが、長期的な成果につながります。
プレイするゲームを厳選する
配信で扱うゲームは、2~3本に絞るのがおすすめです。
視聴者は毎回必ず配信を見られるわけではなく、配信者側の予定で見られないこともあります。
ストーリーがあるタイプのゲームばかりだと、前回を見逃した視聴者は内容についていけなくなる可能性があります。
そこで、ApexやVALORANTのように、前回を見ていなくても楽しめるゲームを挟むと、初見や途中参加の視聴者も入りやすくなります。
もちろん、一番大事なのは自分が楽しんでいる姿を見せることです。
楽しんでいる様子は、視聴者にも自然と伝わります。
他にやっておくと良い対策
ここまで紹介した取り組みに加えて、視聴者を増やすためにできることはいくつかあります。
これらの施策については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
初見が離れにくくなる“配信の見せ方”を整える
初めてあなたの配信に来た視聴者は、配信の内容を理解する前にチャンネル全体の印象で「見続けるかどうか」を判断します。
そのため、細かい部分を整えておくと、初見でも自然に滞在しやすくなります。
ここでは、私自身が実際に試して効果を感じた「見せ方」のポイントを紹介します。
チャンネル内のコンテンツを充実させる
チャンネルのコンテンツと聞くと、配信の本数や動画の数を思い浮かべるかもしれません。
でも、初見にとって大事なのは、もっと手前にある「付帯コンテンツ」と呼ばれる部分です。
例えば、次のようなポイントが整っていると、初めて来た人も「この配信はちょっと良さそう」と感じやすくなります。
私自身もオーバーレイやスタンプを整えたことで、初見の滞在時間が伸びたのを実感しました。
チャネポ報酬やスタンプで特に面白がってもらえて、長く視聴してくれることが多かったです。
初めて来た人に「ここはちょっと良さそうだな」と思ってもらえるチャンネル作りは、同時接続10人を目指す段階でも非常に効果的です。
Twitchは“雰囲気ゲー”の側面が強い
Twitchは、他の配信プラットフォームと比べても、配信の空気感で視聴者が「見るかどうか」を判断することが多いです。
雰囲気ゲーと聞くとピンとこないかもしれませんが、要するに「楽しそうか、見ていて気持ちよさそうか」という印象で視聴者が留まるかどうかを決めているということです。
例えば、次のような状態の配信は、初見がついつい長く見たくなります。
Twitchは配信者が非常に多く、第一印象で「ちょっと違うかも」と思われるとすぐに離れてしまいます。
逆に、見た瞬間に「もう少し見てみようかな」と思ってもらえるような雰囲気作りをしておくだけで、初見の滞在率はぐっと上がります。
ゲームの腕前やトーク力だけで勝負するのが難しいと感じる方でも、見た目や雰囲気の工夫で初見の離脱を防ぎやすくなります。
同接10人を目指す段階では、ゲームの腕前やトーク力だけでなく、この見せ方や雰囲気作りを意識することが重要です。
身内に頼るべきか?──正しい使い方と危険ライン
配信を始めたばかりの段階では、最初は身内に頼るのもむしろありです。
ただし、頼りきりになってしまうのは避けましょう。「身内で埋まった10人」では、視聴者が増えたことにはなりませんし、モチベーションも維持しづらくなります。
身内に頼るときは、コメントが少なくても配信が成立するように意識するのがポイントです。
コメントがまったくない状態が続くと、会話や交流が生まれず、初見の視聴者も入りにくくなってしまいます。逆に、少しでもコメントが流れていると、初見も入りやすくなります。
しかし身内を呼びすぎると、内輪感が強くなり、新規視聴者が入りづらくなるという諸刃の剣です。内輪コメントが多くなると居心地が悪く感じられるので注意してください。
独り立ちするためには、身内との距離感を適度に保ちつつ、初見が入りやすい雰囲気を意識すると良いでしょう。
初心者が“視聴者10人”を目指すうえで大事な考え方
「少人数でも楽しませる練習」が、同接10人へのいちばんの近道だと感じています。
少し分かりにくく聞こえるかもしれませんが、少人数の状態でも配信を成立させられる人ほど、同接10人に到達するのが早いという意味です。
配信を始めたばかりの頃は、視聴者が0〜1人、よくても2〜3人という時間帯が長く続きます。
この段階で、テンションが下がってしまったり、コメントがないと喋れなくなったりすると、たまたま配信を覗いた初見視聴者も「居づらい」と感じて、すぐに離れてしまいがちです。
一方で、少人数でも楽しませる練習ができている配信者は違います。例えば、
といった配信ができていると、初見視聴者も離脱しにくくなります。
だからこそ、少人数でも楽しませる練習ができている配信者ほど、同接10人に近づくスピードが早いと感じています。
視聴者10人を目指すうえで大切だったのは、
ということでした。
こうした初心者がつまずきやすい考え方については、別の記事でより詳しく整理しています。
あわせて読んでいただくと、理解が深まると思います。
まとめ
同接10人という数字は、やっていない人から見ると小さく感じるかもしれません。
ですが、実際に配信を続けている人ほど「簡単ではない」と分かるラインでもあります。
多くの時間は視聴者が少ない状態が続き、その中で配信の見せ方を整え、少人数でも楽しませる意識を持ち続けられるかどうかが、大きな分かれ道になります。
今回紹介した内容は、特別な才能や運が必要なものではありません。
配信画面の工夫や考え方を少し変えるだけでも、初見が残りやすくなり、同接10人に近づくきっかけになります。
「そもそも人が来ない原因を知りたい」
「自分が伸びない理由を整理したい」
という方は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。



