- 隣室や近所の工事がうるさくて配信ができない・・・
- 大声を出すと周りに迷惑にならないかな?
- ゲーム部屋の防音対策を教えて!
ゲーム部屋では音漏れ対策が必須です。特に集合住宅にお住みの方は、防音対策ができていないとお隣さんとの騒音トラブルにも発展しかねません。
私は普段ゲーム配信をしていますが、始めた頃は防音対策を取っていなかったため、隣の部屋にお住みの方から怒られたことがあります。

どう音漏れの対策したらいいかもわからなかったので、配信時は小声で話すようにしていたんですが、今度は視聴者が楽しめず離れて行って困ったことがありました。
そこでこの記事では、ゲーム部屋で効果的な防音対策を紹介します。
この記事を読むと、近所の家を気にせず配信やボイスチャットをしながらゲームできるだけでなく、賃貸住宅にお住みの方でも騒音トラブルにならなくなります。
安価で始められる対処法から、本格的な防音性を求める方向けの方法まで解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
配信や通話で発生する音と音量
まずは、配信や通話をして発生する音がどれくらいの大きさなのかを説明していきます。
環境省の「騒音に係る環境基準について」というページによれば、住宅地では昼間は55dB以下、夜間は45dB以下の音量が、人が健康に生活するために維持すべき望ましい音の基準とされています。
次に、話し声の音量は一般的に以下のようになっています。
話し声の種類 | 音量 |
小声 | 30~40dB |
普通の声 | 60~70dB |
大声・リアクション | 80~90dB |
つまり、普通の声量で話していても、壁が薄かったり窓が開いていたりすると騒音レベルに聞こえる可能性があるということです。
場合によっては大きな声を出したりリアクションを取ったりすることもありますが、80~90dBは電車の車内や工場内と同じくらいの大音量になります。
このことから、配信や通話をする際には防音対策が必須です。
配信する時の7つの防音対策
部屋のドアや窓を閉める
まずは部屋をしっかり閉めて、外部の音を防ぎ、配信中の音漏れを抑えましょう。
ドアや窓が開いていると配信の音がそのまま漏れてしまいますが、閉めるだけでもかなり音を抑えられます。
防音テープやすき間テープを貼るとさらに効果は高まりますが、ドアや窓の開閉が不便になるうえ、配信のたびに貼り直すのは手間がかかるため、おすすめしません。
窓には後述する防音カーテンが効果的です。ドアのすき間対策には「隙間ストッパー」を使うと、開閉の邪魔をせずに防音効果を高められるので、活用しましょう。
ただし、締め切ると換気ができず空気がこもるため注意が必要です。特に夏場は熱中症のリスクもあるため、適度に換気しながら対策しましょう。
部屋に吸音材・防音材を貼る
吸音材や防音材には以下の効果があります。
- 吸音材:音を吸収して反射を減らし、ノイズを抑える
- 防音材:部屋の外に音が漏れにくくなり、外の騒音も入りにくくなる
最も防音効果が高いのは、部屋全体に吸音材と防音材を貼ることですが、予算や手間を考えると現実的ではありません。
まずはマイクやPC周りのみに貼って効果が出るか確かめましょう。
壁に貼る際には直接貼らずマスキングテープなどを間に貼るようにしましょう。
吸音材・防音材を直接貼っていると、はがした時に壁紙まではがれてしまうケースがあり、特に賃貸だと退去費用に影響してしまいます。
- 壁にマスキングテープを貼る
- マスキングテープの上から両面テープを貼る
- 防音材・吸音材を貼る

防音カーテンを使う
窓を閉めるだけでは防音が不十分で、意外と大きな音が漏れ出てしまいます。そんな時は、カーテンを閉めることで、より効果的に音漏れを防ぐことができます。
特に、防音カーテンと呼ばれるものは、厚手の生地や特殊な繊維を使用し、音を吸収・遮断しやすい設計になっています。
さらに、防音カーテンは遮光性や断熱性が高いものも多く、部屋の明るさを調整しやすいのが特徴。PCやモニターへの光の映り込みを抑える効果もあるため、快適な配信環境づくりにも役立ちます。
床に防音マットを敷く
足音や椅子の音は階下に響きやすいため、床に防音マットを敷くと効果的です。
吸音材や防音材と同様、本来は床一面に敷くのが理想ですが、部屋全体に敷き詰めるのは現実的ではありません。
まずはPCデスクのチェア周辺だけでも防音できるように、チェアマットを導入することから始めると良いでしょう。
静音キャスター付きのチェアを使う
ゲーム部屋の防音対策として見落としがちなのが椅子のキャスター音です。特にフローリングでは転がる音が響きやすく、階下への騒音の原因になりがちです。
ゲーミングチェアなどのキャスター音は意外と響きやすく、何も敷かず使っていると下の階にゴロゴロ音がそのまま響いてしまいます。

そこでおすすめなのが、静音キャスターを採用したゲーミングチェアを選ぶことです。防音マットと組み合わせることで、より効果的に騒音を抑えられます。
数あるゲーミングチェアの中でも、GTRACING(ジーティーレーシング)は静音キャスターを採用したモデルが多く、機能性も高いため快適に使えます。
手頃な価格帯ながら、リクライニングやランバーサポートなど、長時間のゲームや配信にも適した設計になっています。
リフレクションフィルターを使う
リフレクションフィルターとは、マイクの周囲に設置する防音パネルのことです。マイクの後ろや側面から入る不要な反響音や環境音を軽減するので、よりクリアな音声で配信できます。
リフレクションフィルターは以下に当てはまる方におすすめです。
- 部屋全体の防音が難しい方
- 防音よりもマイクに入る音が気になる方
部屋全体の防音対策というわけではありませんが、配信する際にはマイクのノイズを大幅に軽減するため、配信の品質は良くなりますよ。
防音室を設置する
音漏れ対策の中で最も効果的なのが、防音室の設置です。
値段はかかりますが、防音室を作ることで、内からの音も外からの音も気にせずに、快適な配信環境を整えることができます。
防音室には、大きく分けて部屋を改装して一部分を防音室にする方法と、外付け型で個室タイプの防音室を設置する方法の2種類があります。
おすすめなのは、安くて手軽に設置できる外付け型防音室。特に、賃貸でも使える点が魅力です。
その中でも特に注目なのが、段ボール製の「だんぼっち」です。軽量で安価、しかも防音効果が非常に高いと評判です。
8〜9万円で防音効果の高い個室型の防音室を手に入れられ、コストパフォーマンスも抜群です。
最後に
ゲーム部屋に効果的な防音対策はこちら。
- 部屋のドアや窓を閉める
- 部屋に吸音材・防音材を貼る
- 防音カーテンを使う
- 床に防音マットを敷く
- 静音キャスター付きのチェアを使う
- リフレクションフィルターを使う
- 防音室を設置する
部屋の防音性を高めることも大切ですが、高品質なマイクを使うことで、配信や通話時に相手に聞こえる声の質が向上するためおすすめです。
もしマイクが古い場合は、新調するのも良いでしょう。特に、クリアな音質を求めるならコンデンサーマイクがおすすめです。
おすすめのコンデンサーマイクについては、下記のページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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