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PCでマイクに入るノイズの種類と原因・対処法を紹介【配信・録音】

配信で困った時の対処法
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ゲーム配信をしていて意外と困りがちなのが、マイクにノイズが入ってしまうことです。

せっかくPCでゲーム配信や通話を楽しんでいるのに、ノイズが邪魔で聞こえないと楽しくありませんよね。

本記事では、PCでマイクにノイズが入ってしまう原因と対策について紹介します。

こんな方におススメ
  • PCでマイクにノイズが入ってお困りの方
  • PCでゲーム配信や通話をしたい方
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マイクに入るノイズの種類

ノイズは音によって原因やその対処法が変わってきます。

よくありがちなノイズ音と原因・対策方法についてまとめました。

ノイズ音原因対策
「サー」「ザー」 ●マイクのゲイン設定
●音量の上げすぎ
●ゲイン設定を下げる
●音量を下げる
「ブーン」「ジー」●機器の接触不良
●ケーブル・機器の不具合
●機器を接続しなおす
●ケーブル・機器の交換
「ボフッ」「バフッ」●吐息が当たっている●ポップガード
●ノイズ抑制
「ビー」●プラグの劣化
●PCの不良・故障
●PCの掃除
●プラグの掃除・サビ取り
「プチプチ」●電波干渉
●オーディオインターフェース
●電子機器と距離を開ける
●バッファサイズを大きくする

人によっては当てはまらないこともありますし、ノイズの聞こえ方もさまざまです。

ですがノイズの多くは主な原因があるため、それぞれ試してみましょう。

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マイクに入るノイズの原因と対策

マイクに「サー」「ザー」というノイズが入る主な原因はこちら。

  • マイクのゲイン設定
  • 音量の上げすぎ

「サー」「ザー」というノイズ

マイクが音を拾いすぎることで、環境音などがノイズに入ってしまっている可能性が高いです。

OBS Studioなどの配信ソフトでゲイン(マイクブースト)設定をしている方は、設定を消したりゲインの数値を下げたりしてノイズが改善するか確認してみましょう。

マイクに声を入れた時に「-20~0db」(黄色から赤)の範囲になるくらいが最適です。

また、マイクが音を拾いすぎる場合、Windows側のマイク設定も関係してきます。

Windowsの「設定」アプリから「システム」→「サウンド」へと進み、「入力」のボリュームにて数値を下げてみましょう。

「ブーン」「ジー」というノイズ

マイクに「ブーン」「ジー」というノイズが入る主な原因はこちら。

  • 機器の接触不良
  • ケーブル・機器の不具合

マイクやPC本体ではなく、ケーブルやプラグの接触が悪い可能性があります。

まずはケーブルの抜き差しをして改善するか確認してみましょう。

また、PCやマイク、オーディオインターフェースなどの機器を長時間起動しっぱなしにしている場合は、パフォーマンスが低下している可能性もあるので一度再起動してみてください。

「ボフッ」「バフッ」というノイズ

マイクに「ボフッ」「バフッ」というノイズが入る主な原因はこちら。

  • 吐息が当たっている

黙っている時にノイズが聞こえず、話している時だけ声にかぶさるようにノイズが入る場合はほぼ確実に吐息が当たっています。

息が当たらなければノイズが防げるので、息がマイクに当たるのを防ぐポップガードという道具を使うか、口の真正面にマイクを置かず少しずらすのが効果的です。

個人的にはポップガードがあるとマイクの位置を気にせず喋れるので、安いものでよいからポップガードを導入することをおススメします。

「ビー」というノイズ

マイクに「ビー」というノイズが入る主な原因はこちら。

  • プラグの劣化
  • PCの不良・故障

「ビー」というノイズの原因として一番多いのがプラグの劣化です。

PCやオーディオインターフェースのプラグが劣化すると接触不良を起こし、音質低下につながってしまいます。

プラグのサビ取りにはサンドペーパー(紙やすり)でこすり取るのが効果的です。

また、ホコリがPCの内部に溜まっている場合でも「ビー」というノイズが起こりやすいです。

長い間PCの掃除をしていない場合は、内部のホコリを除去するだけでもやってみましょう。

初心者向けにPC掃除のやり方を紹介していますので、ぜひご覧ください。

「プチプチ」というノイズ

マイクに「プチプチ」というノイズが入る主な原因はこちら。

  • 電波干渉
  • オーディオインターフェース

電子レンジやテレビといった電波を発する機器との電波干渉によるノイズです。

マイクをテレビやスマホから離してみて改善するか確認してみましょう。

マイクをUSBハブに接続している場合は、PCに直接差してみてください。

また、オーディオインターフェースを使っている方はバッファサイズの数値を今より上げて見るのが効果的ですよ。

バッファサイズはオーディオインターフェースへ一時的に保存するデータのサイズです。


バッファサイズの値が小さいと、音に遅延が発生してノイズに繋がってしまいます。

さらにオーディオドライバーが古いとパフォーマンスに影響するため、更新しておきましょう。

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ノイズが起こりにくい環境作りのポイント

ノイズが全く起こらない環境を作るのはなかなか難しいのですが、ある程度予防することはできます。

ノイズが起こりにくくなるような環境を作るポイントについて紹介します。

マイクの向きを調整する

特に気にしておかなければいけないのは、マイクの向きとエアコンの風向きです。

エアコンの風が吹いてくる方向にマイクのヘッドがあると、マイクには常に風が当たっている状態になってしまいます。

そのような音も拾ってしまいノイズになってしまいますので、マイクの位置には気をつけましょう。

口のすぐ近くにマイクを置く

マイクに向かって喋る際には、できるだけマイクの近くに口を持っていきましょう。

マイクと口が離れていると音が小さくなってしまうので、オーディオインターフェースやPC側で拾う音量を大きくすることになります。

音量を上げるとそれだけノイズを拾いやすくなってしまうので、できるだけマイク自体が声を拾わなければなりません。

例えばアーティストが歌っているところを見ると、マイクに口が当たるくらいに近づいて歌っていますよね。

それほどマイクと口を近づけて声を出す必要があるということです。

ポップガードを使用する

外部の環境音からくるノイズに対して、一番手軽に対応できるのがポップガードです。

吐息が当たるのを防いでくれますし、唾やホコリもブロックしてくれるのでマイクのヘッド部分が汚れにくくなります。

ポップガードはマイクと口の間に添える丸い形と、ヘッドに覆いかぶさるようなU字型とありますが、どちらでもお好みな方で大丈夫です。

個人的にはマイクのヘッドに被せるだけで使えるU字型を好んで使っています。

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ノイズ除去に効果的な方法

特に効果的なのが、周囲の雑音を提言するノイズ除去(ノイズキャンセリング)です。

ヘッドホンやワイヤレスイヤホンでもノイズキャンセリングを搭載しているものが多いですね。

マイクの場合、主にOBSなどのソフト側で実施する場合とGPUで実施する場合に分かれます。

OBS Studioのノイズ対策

OBS Studioではノイズに効果のある機能として「ノイズ抑制」と「ノイズゲート」というものがあります。

ちなみにOBSでノイズ対策を行うならノイズ抑制の方がおススメです。

ノイズ抑制

OBSのノイズ抑制は【RNNoise】と【Sppex】の2種類あります。

  • RNNoise:PCへの負荷は高いが、ノイズ抑制効果も高い
  • Speex:PCへの負荷は低いが、ノイズ抑制効果も低い


RNNoiseはAIを用いてノイズ処理するため、不要な音だけを除去してくれますが、その分PCにかかる負荷も大きくなってしまいます。

SpeexはエアコンやPCの動作中になる音のような、連続した一定の音を処理するのに向いており、声のノイズといった単発の音にはあまり効果がありません。

ですがAIなどは使っておらずPCへの負担は小さいです。

とはいえ不要な音を除去する方がマイク使用にはありがたいと思いますので、PCへの負担が問題無さそうであればRNNoiseを使用すると良いですよ。

ノイズゲート

ノイズゲートとは、設定した音量よりも小さい音を無音にする機能で、上手く設定すれば話し声だけ伝わるようになります。

しかし、設定項目が多く複雑になってしまうのと、音量のしきい値を設定するのが難しいため、ノイズ除去が目的であれば他の方法を取った方が良いです。

他の方法を試してみてダメだった場合にノイズゲートを設定してみる、くらいで良いと思います。

NVIDIAのノイズ除去ソフト

NVIDIAのグラフィックボードのRTXシリーズではNVIDIA Broadcastという、非常に質の高いノイズキャンセル機能を利用できるソフトが使えます。

Youtubeで実際にNVIDIA Broadcastを使ってノイズ除去機能を紹介する動画がありますので、参考までにご覧ください。

私はNVIDIA Broadcastでノイズ除去をしていますが、動画にある通りの非常に良い性能をしていると思います。

話し声ははっきり拾ってくれるのに、マイクの前で手をたたいてもほとんど聞こえなかったのには感動しました。

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最後に

配信においてマイクの音質が良いかどうかは、チャンネルの活動にかかわると言っても過言ではありません。

本記事で紹介した項目が改善の助けになったら幸いです。

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