仕事や勉強に集中しながら、ゲームなど趣味の時間も大切にしたい、そんな方にぴったりなのがL字デスクです。
L字デスクなら、作業とリラックスの空間を使い分けることができ、集中力や効率も良くなります。
本記事では、L字デスクの特徴やメリットだけでなく、仕事・勉強と趣味を両立させるためのポイントについて紹介します。
充実したデスク環境を作りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
L字デスクとは?なぜ仕事・勉強と趣味の両立に向いているのか
個人的に、L字デスクは仕事や勉強と趣味を同時に充実させたい人にとって最適の選択だと思っています。
L字デスクの特徴や、なぜ仕事や勉強と趣味の両立に向いているのかについて紹介します。
L字デスクの特徴
L字デスクとは、その名の通りLの字型になっているデスクのことです。
一般的なデスクよりもサイズが大きく、その分作業できるスペースが増えるため作業しやすくなりますし、色々なものを上に置けますよ。
またL字デスクは部屋の隅に置きやすい形をしているので、デッドスペースになりがちな部屋の隅を活用でき、空間を効率的に利用できるという特長があります。
L字デスクが両立に適している理由
なぜL字デスクが仕事・勉強と趣味の両立に向いているかというと、作業スペースを区分けしやすいからです。
通常のデスクではデスク上のスペースが限られるため、複数の作業を同時に行うのは難しいですが、L字デスクならそれができます。
片側を仕事や勉強用のスペースにして、もう片側を趣味に充てるといった使い分けがしやすく、それぞれの作業に合わせた配置を整えられます。
その結果、効率よく作業を進められるだけでなく、集中力を保ちやすくなるのも大きな魅力です。
仕事・勉強スペースと趣味スペースを分けるメリット
L字デスクはスペースを分けられるため、仕事・勉強と趣味の両立ができるというメリットがあると紹介してきました。
ここからは、L字デスクで仕事・勉強スペースと趣味のスペースを分けた時にどのようなメリットがあるのかを紹介していきます。
気持ちのメリハリが付けやすい
一般的なデスクだと、何をしているかに関わらず同じように向かって作業しますよね。
ある時は仕事や勉強をしてまたある時はゲームをする、というのはメリハリがつきにくくなり効率が落ちてしまいます。
仕事中、目の前にゲーム機が見えてしまう環境ではなかなか集中しにくくなってしまいます。
L字デスクだと片方に書類やPCなどの仕事関連をまとめ、もう片方に趣味関連を置くことで気持ちにもメリハリをつけやすくなります。
仕事を終えたあとで趣味スペースに向きを変えるだけでも、気持ちが自然とリセットされて「休む」「楽しむ」といった別のモードに入りやすくなります。
視覚的にも作業を仕切ることで、メリハリのある快適な環境が整うのがL字デスクの大きなメリットです。
書類や教材が散らかりにくい
仕事だと書類をひろげることがありますよね。
勉強だとノートや教科書を広げて勉強するのが一般的です。
一般的な長机で趣味と両立させようとすると、どうしてもスペース不足になりがちです。
いつの間にかデスクがごちゃごちゃと散らかってしまい、どこに何を置いたか分からなくなってしまいます。
L字デスクでは片方で仕事や勉強を、もう片方でゲームなどの趣味をするといった具合に区分けができ、お互いが混在しにくくなり片付けもしやすくなります。
レイアウトの工夫とアイテムの選び方
L字デスクで仕事・勉強スペースと趣味スペースを両立するためのスペースの作り方や、両立に役立つおすすめアイテムをご紹介します。
仕事・勉強スペースのレイアウト
仕事や勉強用のスペースを作る際には、まずL字のどちら側にするかを決め、PCやモニターの置き場を考えましょう。
モニターは目線の高さに合わせて配置することで首や肩の負担軽減につながります。
デスクトップPCの場合はモニターアームをモニターに付けて位置調整し、ノートPCの場合はPCスタンドを使用してモニターの位置を高くしましょう。
書類やファイルを扱う場合は、すぐ取れる場所に収納ボックスやファイル置き場を作っておくと便利です。
デスク上にファイルスタンドなどを立てておくのも良いのですが、デスク下にカラーボックスやキャビネットを置いておくと、余りがちなデスク下のスペースを有効活用できます。
私はキャビネットをデスク上に置いており、仕事に使うメモ帳や資格勉強に使うノート・ルーズリーフなどをまとめて収納していますよ。
またペンや付箋、クリップなどの小物はデスク上で散らかりやすいので、まとめて置けるペンスタンドや小物入れを置いておくと良いですよ。
私はペンもその他の小物も区分けしてまとめられるデスクオーガナイザー(小物入れ)をデスク上に置いて使ってます。
趣味スペースのレイアウト
趣味スペースも仕事・勉強スペースと同様に、L字のどちら側にするか決め、PCやモニターの置き場所を考えるところから始めるとレイアウトを決めやすいです。
モニターの目線についても仕事・勉強スペースと同様で、デスクトップPCならモニターアームで、ノートPCならPCスタンドでモニターと目線の位置を調整しましょう。
また、趣味によって配置するものが異なります。
ゲームが趣味の場合はPCやゲーム機を配置し、プラモデルやクラフトが好きな方は作業台やマットを置くスペースを確保しましょう。
イラスト作成が趣味の方は、液タブや板タブの設置場所を決めておくと快適に作業ができます。
収納する物も趣味によって異なりますが、ただ収納するだけであればカラーボックスやキャビネット、衣装ケースで事足ります。
しかしせっかく自分の好きな趣味のスペースを作るわけですから、趣味の時間を楽しめるようなレイアウトにするべきだと思います。
例えばウォールシェルフやオープンラックを設置すると、趣味関連のものを飾ってインテリアのようにできます。
どちらもインテリアとして便利なだけでなく、収納力が高く色々置けるのも実用的で良いと思います。
つっぱり棒タイプのウォールシェルフにゲームのコントローラーを並べたり、フィギュアや推しのグッズなどを飾っている方も多いですよね。
オープンラックを置いて好きなものを飾るととても映える趣味スペースが出来上がりますよ。
スペース共通で工夫できること
仕事・勉強スペースと趣味スペースで区分けする際に、レイアウトに共通して工夫できるところがあります。
- 照明
- ケーブル管理
- チェア
照明器具を用意する
仕事や趣味の内容に応じた適切な明るさを保つことで、目の負担を減らし作業しやすくなります。
部屋の明かりだけで良いのではないかと思う方も多いと思います。
ですが部屋の明かりは部屋全体を明るくする想定のため、デスクの上などピンポイントな場所での作業には不十分です。
また部屋の電気は真ん中に付いていますが、L字デスクはその形により部屋の隅に設置することが多く、自分の体で影ができてしまいがちです。
デスクを照らす明かりは、暖色系や昼光系など数段階の光が出せて位置調整のしやすいデスクライトがおススメです。
3~5段階くらい光のバリエーションがあると、仕事や勉強時は昼光系の光にして、ゲームなど趣味の際には暖色系で照らすといった使い分けができて便利です。
ケーブル管理・配線をまとめる
L字デスクにPCやゲーム機などさまざまなデバイスが集約するので、それに伴いLANケーブルや電源ケーブル、USBケーブルなどの線が多くなってきます。
配線がキチンとできていないと見た目が悪く、作業効率も落ちてしまいます。
例えばスマホにUSBケーブルを挿したいのに散らかっていてどれか分からないとか、LANケーブルを新調したけど配線がめちゃくちゃで苦戦するなど、いろいろ不便なことになってしまいます。
具体的なケーブル管理のやり方ですが、ケーブルを目につかないところへ収納するケーブルトレーやケーブルボックスを使うとデスクがスッキリするため効果的です。
パソコンデスクに便利なケーブル収納のやり方・オススメグッズについてまとめていますので、デスクをスッキリさせたい方はぜひご覧ください。
回転するチェアを選ぶ
L字デスクを買うなら、チェアは回転するタイプにすることをおすすめします。
なぜかというと、L字デスクだと仕事・勉強のスペースと趣味のスペースで向きが90度変わるからです。
チェアが回転しないタイプだと、切り替える時にいちいちチェアを引いて向きを変えて座りなおす必要があり、かなり不便です。
ゲーミングチェアやオフィスチェアなどの回転する椅子だとスムーズに向きを変えて作業できますよ。
また、長時間座ることが想定されるため、クッション性があり体の負担になりにくい椅子を選ぶようにしましょう。
首や腰といった身体の負担を軽減してくれる仕組みやリクライニング機能など充実しており、私がオススメしているのがゲーミングチェアです。
安価でも機能性が充分ある商品がたくさんあり、オススメのものをまとめていますので、デスクだけでなくチェアも新調する予定の方はぜひご覧ください。
おすすめのL字デスク
仕事・勉強と趣味の両立に向いていておススメのL字デスクを紹介します。
サンワダイレクト L字型パソコンデスク
サンワダイレクトのL字デスクは私も使っていておススメの商品です。
メインデスクに小さめのサイドデスクを取り付けたような構造ですが、レイアウトや置きたいものに合わせて左右どちらにでも付けられる自由さがあります。
メイン・サイド両方に補強パイプが付いているため、強度もしっかりしていますよ。
山善 L字型パソコンデスク
山善のL字デスクは足元のスペースが快適になるような作りをしているので、作業の切り替えがスムーズにできます。
またデスク上に電源コンセントが2口付いているのが特長です。
仕事の際のノートパソコンを充電したり、充電器を差してスマホやタブレットを充電したりと使い道は多く、わざわざ部屋の電源コンセントからケーブルを引っ張ってこなくて良いのが便利ですね。
DEWEL 超ワイドL字デスク
L字の角の部分に小さな棚が付いておりデスクトップPCや書類など収納できるようになっています。
棚も2段になっており、高さを好きなように調節できるので、デスクトップPCも置けますよ。
他社のデスクよりも大きめで、広々としたデスクで作業したい方におススメです。
GTRACING L字ゲーミングデスク
あまりスペースを大きく取らなくて良いという方や、仕事・勉強と趣味の切り替えを最小限にしたい方におすすめです。
サイド部分は少し小さめですが、デスクの両サイドに引き出しや棚など収納スペースがたくさんあり、ゲーミングPCもラクラク置けます。
ゲーミングデスクらしく、ヘッドホンをかけるフックやデスク上の小型モニター台など、機能性が非常に多く色々な使い方ができるデスクだと思います。
筆者のデスク環境:L字デスクで作る理想の両立スペース
ここからは私の環境で実例を紹介します。
私が元々使用していたデスク環境はこのような構成になっていました。
- ゲーミングPC
- ノートPC(仕事用)
- ニンテンドーSwitch
- オフィスデスク(長机タイプ)
問題点① 仕事用のPCを置くスペースがない
私が使用していたのは一般的な長机タイプのオフィスデスクでした。
困っていたのが、シンプルにスペースがなく作業しづらい事でした。
座る正面にノートPCを広げて仕事をしていたのですが、キーボードがあるためノートPCを置くスペースがなく、不安定な姿勢で首や目を痛めがちでした。
また、ノートPCが邪魔でキーボードを触れず、休憩中に私物のPCを触れない状態でした。
問題点② 書類で物の置き場が無くなる
仕事の際にはノートPCだけでなく、書類を広げることもあったのですが、デスクの上が私物と書類でごちゃごちゃになってしまうことが多くありました。
常に仕事とプライベートがデスク上で入り混じっており、散らかった状態になっていました。
問題点③ 仕事とプライベートの切り替えができない
デスク上に常に書類や仕事用PCがあるため、プライベートでも視界に仕事のものが入ってしまい、充分に休まっているとは言えない状態でした。
いわゆる、メリハリがつかない状況が続いていました。
サンワサプライのL字型デスクを買い、仕事用のエリアとプライベートのエリアを物理的に分けようと思いました。
筆者のL字デスク:仕事・勉強スペース
私が仕事や勉強をするスペースはこのようになっています。
スペース上に仕事用のキーボード・マウス、モニターだけ置いているので、プライベート用のキーボード・マウスと位置が干渉しなくなりました。
書類を書いたり勉強したりといった場合でも、仕事用のキーボード・マウスをどければ十分なスペースが確保できます。
また仕事中にプライベートのPCが目の前からなくなったことで、気持ちにもメリハリが付けられるようになりました。
昔使っていたゲーミングPCを今は仕事用にしているので、EVICIVのモバイルモニターとキーボード・マウスのみ置いてスッキリした配置にしています。
WEBカメラは普段伏せて置いて、リモート会議の際に立てて使用しています。
筆者のL字デスク:趣味スペース
ゲームなどのプライベートエリアはこのようになっています。
前はキーボードの前にノートPCを置いて仕事していたため、仕事の合間や休憩時間にプライベートのPCを触りづらかったのですが、スペースを分けたことによりPCを操作できるようになりました。
モニターをモニターアームに設置することで、本来モニターの台座に使われる無駄なスペースを省いています。
さらにモニタスタンドを設置することで、キーボードを使わない時は収納できますし、スタンドの上に小物を置けて便利です。
配線まとめ
新しいデスク環境では、デスク上にケーブルをできるだけ置かないようにしています。
テレワーク側の配線はこのようになっています。
デスクの骨組み部分に100均で買ったケーブルラックなどを取り付け固定しています。
また電源タップも見えない所に置きたかったので、100均のフック付きラックを使ってデスク下に置きました。
ゲーム側の配線はこちら。
サンワサプライのケーブルトレーに電源タップも各種ケーブルもまとめて収納し、ケーブルはチューブでまとめました。
最後に
今回紹介したL字デスクを買ってから、色々な作業の効率やスペースの余裕が改善され、快適に過ごせるようになりました。
L字デスクはできることの幅が大きく広がりますので、是非買ってみてください!!
コメント