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【OBS】ゲーム配信がカクつく原因と8つの対処法|初心者でも簡単に直せる!

配信トラブル対策
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  • ゲーム配信の画面がカクカクで重い・・・
  • 自分のPCスペックが悪いのか、設定が悪いのか分からない
  • 画面を軽く、見やすくする方法を教えて!

ゲーム配信を始めたばかりの方が直面しがちなのが、配信画面がカクついたり重くなったりする不具合です。

私も配信を始めた頃は、画質設定や環境が不十分だったため、画面が重く見づらい配信になっていました。

kero
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今から配信を楽しもうとしている方には、同じような思いをしてほしくない・・・

そこでこの記事では、ゲーム配信の画面がカクつく原因や対策について紹介します。

配信ソフトの設定を見直すことで改善するケースが多いですが、それでも直らない場合は、ネット回線の質が悪いことがほとんどです。その場合は、配信に適した光回線へ乗り換えることで、根本的に解決できる可能性が高いです。

この記事を読めば、ゲーム配信の画面が重い原因が分かり、軽く快適な画面で配信することができるようになります。

なお、本記事では配信ソフトとして「OBS Studio」を使用して解説しています。「Streamlabs Desktop」など他の配信ソフトでも同様の設定項目があるため、ぜひ本記事を参考に調整してみてください。

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ゲーム配信がカクつく原因は「OBS・ネット回線・PCスペック」

ゲーム配信が重くなったりカクついたりする主な原因はこちら。

  • 配信ソフトの設定
  • ネット回線
  • PCのスペック
  • ゲーム内の設定

ゲーム配信がカクついたり重くなる原因の多くは、ネット回線やPCの性能に対して、配信ソフトで設定しているビットレートや解像度などの通信量が大きすぎることです。負荷が処理能力を超えると、映像の乱れや遅延が発生します。

そのため、まずは配信ソフトのビットレートや解像度の設定を下げ、負荷を減らして改善するか確認することが重要です。

kero
kero

大事なのは、設定を下げすぎてはいけないこと。

画質設定や解像度を下げすぎると、見づらくなってしまい視聴者が不快な思いをしてしまうためです。

本記事では、視聴者が問題なく視聴できる最低限の画質レベルに設定を抑えて解説しています。それでもカクつきが発生する場合は、PCの買い替えや配信向けの光回線への契約・乗り換えを強くおすすめします。

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ゲーム配信で画面がカクつく時の8つの対処法

配信がカクつく・重い原因として一番多いのが配信ソフトの設定です。

配信を安定させるために効果的な設定項目を紹介します。

ビットレートを下げる

ビットレートとは1秒間に流れるデータ量のことです。

ビットレートの値が大きすぎると、通信するデータ量が多くなり視聴者まで正しく届かなくなってしまいます。

配信プラットフォームによって異なりますが、ビットレートは3000〜6000kbps程の値にするのが適切です。少しずつ数値を下げてみてカクつきが改善するか確認してみましょう。

ビットレートの設定方法はこちらです。

  1. 設定画面の左にある「出力」メニューをクリックする。
  2. 「出力モード」を「詳細」にして「ビットレート」の値を変更する。
  3. 「OK」をクリックする。
OBSのビットレート設定
kero
kero

私は4500kbpsに設定しています。

映像は細かくはないですが、配信がカクついたり途切れたりせず安定していますよ。

フレームレートを下げる

フレームレートは1秒間に描画される数です。

フレームレートの値が大きすぎると配信サイトに送信するゲーム画面の数が多くなり配信が重くなってしまいますし、小さすぎると配信画面がカクついてしまいます。

ほとんどの配信サイトでは60fpsまで対応しているため60fpsにするのをオススメしていますが、60fpsでもカクつくのであれば30fps程まで下げてみてください。

OBS設定画面の「映像」→「一般」の「FPS共通値」にて数値を60または30に変えてみましょう。

OBSのFPS値設定
kero
kero

私は60fpsに設定していますが、視聴者さんからカクつき等について指摘されたことはありません。

解像度を下げる

解像度は画面の細かさを表す数です。

解像度もフレームレートと同様に、値が大きいと送信するデータが多くなってしまい、値が小さいと画質が粗くなってしまいます。

ゲームによく使用される1080p(1920×1080)と同じにする必要はありません。むしろPCへの負荷などが高くなってしまうため、数値を下げてみましょう。

解像度と安定性のバランスが良くおススメなのが720p(1280×720)です。

今のフレームレートが1920×1080でカクつくのであれば、いったん1280×720に変えてみましょう。

「映像」→「一般」の「出力(スケーリング)解像度」から変更してください。

OBSの解像度設定
図では「1920 × 1080」になっていますが、お好みで数値を変えてください。

ハードウェアエンコーダを設定する

収録した映像を安定したライブ配信のためにデータ処理することをエンコードと言い、その処理を実施するシステムがエンコーダです。

エンコーダには、ソフトウェアで処理するタイプと、ハードウェアで処理するタイプに分かれ、それぞれでPCにかかる負荷が変わってきます。

  • ハードウェアエンコーダ:グラフィックボードで処理を行うため、PCへの負荷が少ない。
  • ソフトウェアエンコーダ:CPUで処理を行うため、PCへの負担が大きくなる。

お使いのPCにグラフィックボードが搭載されているのであれば、ハードウェアエンコーダを使うと配信が安定しやすくなります。

kero
kero

私はNVIDIAのグラフィックボードを使っているので『NVIDIA NVENC H.264』に設定しています。

『Software(x264)』がソフトウェアエンコーダなので、それ以外を使うようにしましょう。

エンコーダの設定方法はこちら。

  1. 設定画面の左にある「出力」をクリックする。
  2. 「出力モード」を「詳細」にして「映像エンコーダ」に以下のエンコーダを指定する。
    • NVIDIA NVENC H.264
    • H264/AVC Encoder(AMD Advanced Media Framework)
  3. 「キーフレーム間隔」を「2s」にする。
  4. 「OK」をクリックする。
OBSのエンコーダ・キーフレーム設定

キーフレーム間隔とは、「安定した配信のために、映像中に画像を挿し込む間隔」のことです。

初期設定だとデータ通信量が多くなるため、どの配信プラットフォームの場合でも2sにしておくのが一般的です。

ゲームのグラフィック設定を下げる

ゲーム自体のグラフィック設定が高いと、PC本体への負荷は高くなります。

配信がカクついたり重くなったりする場合には、グラフィック設定を下げると改善する可能性がありますよ。

他にはゲームのフレームレートを自動調整する垂直同期などの設定もPCへの負荷に関係しますので、調整してみましょう。

ネット回線機器を再起動する

自宅にあるルーターやスイッチングハブ、ONUなどの回線機器は長時間稼働しっぱなしになっていると、パフォーマンスが落ちてしまうことがあります。

一度再起動してみて、改善するか確認してみましょう。

PCやゲーム機をWi-Fiに接続している場合はWi-Fiルーターも再起動してみましょう。

Wi-Fiの電波が電子レンジなど他の機械の電波と干渉してしまうケースもあるので、再起動すると干渉しない電波で通信する可能性があります。

ネット回線を見直す

OBSの設定を調整してもカクつきが改善しない場合、次に可能性が高いのがネット環境です。

特に賃貸の部屋に無料でついているネット回線や、モバイルルーターなどをお使いの方だと、快適な配信に必要な通信速度や安定性が足りていない可能性が高いです。

ゲーム配信をする際のネット回線は光回線一択。通信速度も安定性も非常に高いので、動画視聴などの普段使いにもピッタリです。

最近の賃貸は部屋まで光回線を引けるところが多いので、賃貸にお住みの方でも光回線に変えるのは非常に効果的です。

ゲーム配信に最適な回線はこちらの記事で解説しています。ゲーム向いている回線を厳選していますのでぜひ見てください。

kero
kero

私はもともと賃貸の部屋についていたネット回線でオンラインゲームはなんとかプレイできていましたが、ゲーム配信をするには速度や安定性が足りませんでした。

スマホがワイモバイルなので、今はソフトバンク光で安く快適にゲーム配信などを楽しめています。

ソフトバンク光を実際に使ってみたレビュー記事はこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ゲーミングPCを買い替える

OBSの設定を見直しても、ネット環境を整えても配信のカクつきが改善しない場合、残された原因はPCのスペック不足である可能性が高いです。

CPUやメモリ、グラフィックボードの性能が足りないと、どれだけ設定を最適化しても限界があります。

数年以上前のPCを使っているのであれば、思い切って新しいゲーミングPCへの買い替えがおすすめです。最近のゲーム配信に求められるスペックは年々上がっており、古いPCでは快適な配信は難しくなってきています。

ゲーミングPCをおススメする理由は以下の通りです。

  • 高性能なCPUや大容量メモリを搭載しており、複数の処理を同時にこなせる
  • グラフィックボードを搭載しているため、ハードウェアエンコードが可能で配信が安定する
  • 高画質でゲームをプレイできるため、配信の映像クオリティも自然と向上する
  • BTO(受注生産)メーカーなら、用途に応じたカスタマイズが可能

ゲームも配信も両方しっかりこなせるPCが欲しい」という方には、ゲーミングPCが最適な選択肢です。

ゲーム配信が快適にできるゲーミングPCをこちらの記事で厳選して紹介しています。長期間同じPCを使っている方は、ぜひチェックしてみてください。

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まとめ:ゲーム配信画面がカクつく時にすべきこと

ゲーム配信の画面がカクつく際に効果的な対処法はこちら。

  • ビットレートを下げる
  • フレームレートを下げる
  • 解像度を下げる
  • ハードウェアエンコーダを設定する
  • ゲームのグラフィック設定を下げる
  • ネット回線機器を再起動する
  • ネット回線を見直す
  • ゲーミングPCを買い替える

これらの中でも、手軽に試せてコストもかからないのはOBSの設定を見直すことです。

それでも改善しない場合は、光回線の導入やゲーミングPCの購入・買い替えといった根本的な対策も検討してみましょう。

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