- 仮想通貨って流行ってるけど、本当に儲かるの?電気代かかるだけじゃないの?
- PCを持て余しているんだけど、何か使い道はないかなあ?
- NVIDIAのGPUでマイニングするといくら位稼げる?
こんなお悩みにお答えします。
PCを新調して使わなくなった古いPCを持て余していたため、仮想通貨のマイニングをやってみました。
大体6カ月くらい動かしていたので、どのくらいの成果があったのか紹介します。
本記事では、2021年にGTX1660Tiを使ったマイニングの収益を紹介しています。当時の結果を基に、現在の状況と比較する材料としてお役立てください。
GTX1660Tiで仮想通貨のマイニングをした結果
まずは結論から報告します。
- 稼働日数にかかわらず、毎月黒字となった
- NiceHash QuickMinerが安定してておススメ
- 古くなったゲーミングPCを有効活用できた
1カ月のうち、10日以下の稼働日だった月もあったのですが、それでも電気代を差し引いてプラスとなる計算でしたので、始めてよかったと思っています。
そのままだと使わなかったであろう古いゲーミングPCを使って収益を出せたため、売ったり捨てたりしなくても良い選択肢になったと思います。
筆者のマイニング環境を紹介
はじめに、マイニングに使用したPCやソフトウェアなどの環境について紹介しますね。
マイニングPCスペック
私のマイニング用PCのスペックは以下の通りです。
OS | Windows10 |
CPU | インテル(R) Core i7-3770K |
メモリ | DDR3 1600MHz 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1660Ti |
電源 | 65W |
グラフィックボードは値段が安く性能はそこそこ良い、GeForce GTX 1660Tiを使用しています。
PC自体は10年くらい前に購入したものなので、CPUメモリは結構古いものになりますが、グラフィックボードだけは後から購入し入れ替えています。
マイニングソフトにNiceHash QuickMinerを使用
マイニングソフトはNiceHash QuickMinerを使用しています。
1日あたりの収益も簡単に分かります。私の場合、1日132円でした。
NiceHashのマイニングソフトにはMinerとQuickMinerがあり、元々はMinerを使っていましたが、頻繁にPCがブルースクリーンになって不安定だったのでQuickMinerに変えました。
公式からもQuickMinerがおススメと案内されているため、今から始める方はQuickMinerをインストールしましょう。
QuickMinerだとPCが安定して動作するのと、マイニング状況がわかりやすいのでおススメです。
オーバークロック設定
グラフィックボードのオーバークロック設定は、MSI Afterburnerで行っています。設定は以下の通りです。
Core Clock | -150 |
Memory Clock | +1100 |
Power Limit | 65W |
TEMP Limit | 68℃ |
ちなみにNiceHashのサイトにて、各グラフィックボードのオーバークロック最適値を紹介しています。
↓以下のリンクを見てみてください。↓
マイニングで実際にどれくらい稼げた?収支を計算してみた!
マイニングで得られる収益は、取得した仮想通貨を円換算した金額から、マイニングにかかった電気代を差し引いて計算します。
実際にどのくらい収益が出たのか、また電気代がどのくらいかかったのかを詳しく解説します。
実際にマイニングで稼げた金額はこれ!
本記事では、2021年5月~12月(9月は休止していたため対象外)で取得したビットコインを集計します。
円への換算は、2021年1月6日のレート(1BTC=4,977,244円)で行います。
月 | ビットコイン(BTC) | 稼働日数 | 円換算 |
---|---|---|---|
2021/05 | 0.00035152 | 7 | 1750円 |
2021/06 | 0.00158485 | 30 | 7891円 |
2021/07 | 0.00136529 | 27 | 6798円 |
2021/08 | 0.00119381 | 27 | 5944円 |
2021/09 | – | – | – |
2021/10 | 0.00024486 | 8 | 1219円 |
2021/11 | 0.00101695 | 30 | 5063円 |
2021/12 | 0.00106353 | 31 | 5295円 |
フル稼働していない月があるので計算が難しいですが、その他の月で電気料金を計算し、利益が出ているか比較したいと思います。
マイニングのコストを電気代から算出してみた
マイニングにかかった電気料金はエコチェッカーを使用して算出しました。
PCの電源をエコチェッカーから取ることで、消費電力量や期間がわかります。
電気料金は1kWh=26円で計算します。(九州電力の料金プランを参照しました)
仮にPCの電源ユニットが65Wで1日中マイニングを行い、30日間続けた場合だと以下のようになります。
65×24×30÷1000×26=1216.8円
収益から電気代を差し引いた結果
先ほど算出した金額と併せて計算してみました。
月 | ビットコイン(BTC) | 稼働日数 | 利益 | 電気代 | 収益 |
---|---|---|---|---|---|
2021/05 | 0.00035152 | 7 | 1750円 | 283円 | 1466円 |
2021/06 | 0.00158485 | 30 | 7891円 | 1216円 | 6675円 |
2021/07 | 0.00136529 | 27 | 6798円 | 1095円 | 5703円 |
2021/08 | 0.00119381 | 27 | 5944円 | 1095円 | 4849円 |
2021/09 | – | – | – | – | – |
2021/10 | 0.00024486 | 8 | 1219円 | 324円 | 894円 |
2021/11 | 0.00101695 | 30 | 5063円 | 1216円 | 3847円 |
2021/12 | 0.00106353 | 31 | 5295円 | 1257円 | 4038円 |
雑な計算ではありますが、どの月でも基本的に黒字になっています。
ただ、ビットコインの相場は毎日変わっており、いつ下落するか分からないので、換金するタイミングには注意が必要ですね。
どのくらい稼げるか調べてみよう!!
これからマイニングを始めてみようかなと考えている方向けに、自分のPCでマイニングした際に、どのくらい稼げそうなのかを調べることができます。
自動検出ではソフトをダウンロードする必要がありますが、手動選択ではグラフィックボードの型番などを入力するだけです。
通貨・電気料金・グラフィックボードなどを入力後、1日で得られるおおよその収益が分かります。
実際の収益額とは少し差がありますが、プラスかマイナスかわかるだけでも便利ですね。
まとめ
今回は、GTX GeForce1660Tiで半年マイニングを行った結果について紹介しましたがいかがでしょうか??
マイニングはグラフィックボードでの処理を行うことが主流となっており、ゲーミングPCをマイニング目的で購入する人も多くなっています。
ゲーミングPCの選び方について記事を出していますので、是非ご覧ください!!
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